「大丈夫」の威力~ヒトは言葉を発することで、自ずと理由づけをする~
みなさまこんにちは、彰子(しょうし)です。
今日の東京は晴れたり曇ったり。
暑さ寒さも彼岸まで、とは申しますが、
日中はまだまだ上着を脱ぎたくなる陽気が続いています。
最近、stand.fmで声の配信も始めました。
私は文章で表現をすることが好きなのですが、
実は声で表現することにも興味があって。
みなさまに、文章だけでなく、
音声を通しても感情とエネルギーをお届けできれば、と考えています。
stand.fmでは、朗読も配信しております。
「筆先の世界」という、フリーで台本を提供してくださるサイトがあり、
その中の作品を朗読させていただいております。
どの作品も素晴らしいのですが、
先日私が配信した、
「今日を生きているだけで」。
実は私、こちらの台本を初めて読んだとき、涙が出てしまいました。
私は過去に、社会人として上手に軌道に乗れなかった自分を受け入れられず、
責め続け抑圧し続け、心が疲弊してしまった経験があります。
さらに、これはもはや自身の特性ですが、
自分に合格点をつけることが苦手で、周りと比べ、できない自分を責める傾向にあります。
この台本のなかには、
「大丈夫、という言葉が届かないほどに、今が辛いなら」
という一節があります。
辛い状況にあるときには、思考もどんどん自分の内側に入ってしまう傾向にあるため、
周囲がどんな言葉をかけても響かないことが多いように感じます。
だからこそ本人としては、より一層辛さの無限ループに陥ってしまう。
「こんなんじゃダメなのに」
「どうしてできないんだ」
「自分は何もできない」
「自分は社会の役に立っていない」
そういった、自分の声しか聞こえなくなります。
そんなとき、
「大丈夫」と一言発してみませんか?
人は、自分の発した言葉に、理由づけをする傾向にある。
私のように自己否定が強い傾向にある方にとっては、特効薬のように感じます。
大丈夫、の一言から。
大丈夫、今日も目を覚ますことができた。
大丈夫、今日もお布団が温かい。
大丈夫、今日も起き上がることができた。
大丈夫、今日も顔を洗ってスッキリした。
大丈夫、今日窓を開けることができた。
大丈夫、今日も外の空気を感じることができた。
大丈夫、今日も「おはよう」と言うことができた。
大丈夫、今日もその声を聞くことができる。
大丈夫、私には住むおうちがある。
大丈夫、私は何かに対して大切だ、と思える感情がある。
大丈夫、私は歩くことができる。
大丈夫、私には今生きるために食べ物を買うお金がある。
大丈夫、私にはコミュニティで繋がっている人がいる。
大丈夫、私は自分の思いを伝えることができる。
大丈夫、私には学びたいことがある。
大丈夫、私は学んだことをさらに深めたいという思いがある。
大丈夫、私は好きなことを話す仲間がいる。
大丈夫、私は笑えている。
大丈夫。
私は、今を、生きている。なりたい自分になれている。
大丈夫。
「大丈夫」という言葉を沢山発して自分に言い聞かせることで、
少しずつ、気持ちを楽にすることができるかも。
今、この瞬間が辛い人に、届きますように。
彰子(しょうし)