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占い師が占ってもらいました20 貴方の魂の根源にまつわる風景


①占い師が占い師にみてもらう

私は占い師ですが、占ってもらうのも好きです。
他の人からみてどんな風に見えるのかな?って気になるし、
とても勉強になるからです。

占いを受ける時ってドキドキ、ワクワクしますよね。
お客さん側の気持ちを忘れないためにも、定期的に他の人の占いを受けています。

という事で始まった
「占い師が占い師にみてもらいました」シリーズです。

②サティchotinya先生に占ってもらいました。

・サティchotinya先生

こちらでは動物のくるぶしの骨を用いた占いと創作スキルと霊能を合わせ活かしたメニューを展開されています。

・今回受けたメニューはこちら

・ご依頼くださった方の「魂」を覗かせていただき、そこに広がる風景を一遍の掌編として書かせていただきます。
・これは前世を視るというものではなく、魂の帰属する先、あるいは郷里。そういうものを覗かせていただくものとなります。
・どこか懐かしい、記憶に無いけど記憶の隅にあるような、そんな風景に触れてみませんか?

との事。

と言う訳で魂の風景を見てもらいました。


鑑定結果は双方同意の上で掲載させて頂きます。
掲載許可を下さりありがとうございます!

(鑑定日  2023/10)

③鑑定結果

 数多の星の輝きがある。
 手を伸ばせば指先に触れることも出来るであろう距離に、氷結して出来た結晶のようにきらめいている。
 気付けばシャボンの泡玉の中にいた。
 泡玉はいくつもの色彩を浮かべ、ときにかたちを変じながら、星々が貼りつく夜空の中をあてどなく浮き沈みしている。
 星の輝きに触れようとして手を伸ばせば、目には見えない指先に泡玉の虹色の膜がふわりと触れた。伸べた指先が星々に触れることはないようだ。それらはまるで水面に浮かぶ幻影のように実体もなく、ひとつも掴めそうにない。
 泡玉は留まらずに流れ出す。どうやら星々で出来た河川の上をすべっているようだ。時に大きなうねりに踊り、夜の暗色に没む。けれども虹色の膜が消失する事はなく、その中に内包する意識を安寧のもとに庇護し続けるのだ。
 星々で構築された河は、やがて円く浮かぶ光の珠に向かい流れていく。白光する珠の周りでゆるやかに弧を描いた後、星々は不意に泡玉を波の上へと跳ね上げた。と、その瞬間、泡玉は貝殻で出来たチャイムのような音を響かせて割れた。虹色の雫が霧雨のように細かになって散っていき、それまで柔らかな膜で庇護されていた意識はまたたく間に夜空の只中に放り出される。
 はじけた虹彩が眼前で数多の雫となり、それから新たな星へと姿をかえていく。手を伸ばせば指先のすぐ先に触れる新たな光があった。超新星爆発を思わせる光景だ。星々が歌う声すら聴こえてくる。手を伸ばし、暗色のなかでひときわ輝く円い珠を追いかけた。幾度も宙を掻き、届かない白光に指を伸ばす。ともすれば諦念にとらわれてしまいそうになるが、そのたびに虹彩が祝うように瞬くのだ。
 それから長い時間を経て、ようやく円い珠に触れる事が出来るようになる。その円の向こう、広く波打つ碧い海があるのが見えた。
大きく背を伸ばし、円の向こうに指を伸ばす。涼やかに吹く海風が感じられた。
 星々が唄う言祝が響く。海風を吸い、咆哮するように息を吐く。勢いをつけて円をくぐれば、次の瞬間には大海を泳ぐものとなっていた。
 仰ぎ見る空は遥かに遠く、星々の光に指を伸べても届きそうにない。けれども唄はまだ響いている。まだ響いている。それは鳴りやむことのない言祝だ。
 さあ、大海を行こう。

④解説文

簡易的な解説となります。
ちょっと珍しいというと失礼にあたるかもしれませんが、これまで鑑定をさせていただいてきました事例のなかでもあまり見られない内容でした。有り体に言うならば、新しく生まれた生命が新たな地に降り立ち旅を始める。つまりは輪廻の始まりをイメージできるような内容であったように思われました。
おそらくですが好奇心が強い性格でいらっしゃるのではないでしょうか。それが悪く作用する場面などもあるのかもしれません。しかしながら目には見えないものたちからの護りや、あるいは音楽といったものから力を得ていらっしゃるようにもお見受けいたします。
お心に迷いが生じた際には天体観測などをされると良いかもしれません。

⑤鑑定後の質問

珍しいとのことですが、
他の人はどんな感じなのでしょうか?
星の描写が珍しいのでしょうか?
差しさわりのない範囲で教えて下さい。

他の方々は(人物描写の有無に関わらず)複数枚の一枚絵、もしくは数分間の動画といった内容であることが多いです。もちろんそれに関しては七宮 舞様も例外ではないのですが、「(依頼者様のイメージが)元の風景から他の風景の中に移動する」というような内容は今回が初でした。
大体は「一枚絵の中を移動する」イメージこそあっても「他の絵に移動する」イメージを得ることがありません。

手を伸ばすとありましたが、
人物は視えたのでしょうか?
もし視えたとすれば、どんな感じでしたか?

人物は視えません。肉体という物理的なものを持つ前の存在であると思います。

魂の根源の風景描写ということですが、
自分の魂の記憶でしょうか?
それとも、そういう魂を見守る立場だったのでしょうか?

わたしは七宮 舞様の魂の根源を拝見したので、内容はすべて七宮 舞様ご自身にまつわるものとなります。
鑑定内容の関係上、創作界隈で使われるところの神視点としての描写となってしまいます。
紛らわしいものとなっていましたら申し訳ありません。

⑥感想

詩文のような、物語の様な文章ですね。

もともと星は好きでして、西洋占星術もしています。 オリジナルの創作で「神々が星の歌を歌う」というも書いた事があるので 興味深く読ませていただきました。

⑦七宮舞の鑑定のお知らせ


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