「毎日何十秒、褒められまくったまなたは・・・!?」#48「かぼちゃパイに俺はなるっ!〜あの交差点の向こうまで〜
今回はまなさんに関するとても大切なお話です。
少し長くなりますが、お時間がある時にお読み頂ければと思います。
また、大変恐縮ですがご紹介する動画は出来れば最後まで視聴して頂くことと、併せてイヤホンもご用意して下さればありがたいです。
まなさんが生誕祭のちょうど3か月前の日にこのようなツイートをされました。
SNSに少しづつ慣れてきた私は応援の言葉を送りたいと思い咄嗟に返信をしましたが、自分の想いが上手く伝えられていないと思いすぐに削除しました。
今回はその時に私が伝えたかったことについてのお話でもあり、また、このブログを始めた2つ目の目的になります。
まず「原宿から世界へ」という言葉を聞いた時にFRUITS ZIPPER以外で最初に頭に浮かぶ方は誰でしょうか。
そうです。
同じ事務所の大先輩である
"きゃりーぱみゅぱみゅ"さんです。
すみません、こういう大事な話をする時はきちんとしたお名前でご紹介すべきですよね。
正しくは”きゃろらいんちゃろんぷろっぷきゃりーぱみゅぱみゅ”さんです。
私が初めてきゃりーさんの本名を知ったのは今から11年前で、今でもこのお名前が記憶から消えることはありません。
そして次に1枚の写真をご覧頂きたいと思います。
この写真のコメントにはかぼちゃと海賊旗の絵文字が載っています。
「かぼちゃ」はもちろんきゃりーさんの代表曲の一つである「Crazy Party Night~パンプキンの逆襲」から来ており、ワンピースの主人公ルフィとルフィの憧れの人であるシャンクスとの関係(かぼちゃ=麦らわ帽子)を示唆されているのですが、この辺りはドヤ顔で語るようなことではないので話を進めます。
続いてきゃりーさんのLive映像をご紹介したいと思います。
こちらはきゃりーさんのメジャーデビューシングルである「PONPONPON」のROCK IN JAPAN FESTIVAL 2015でのLive映像で、凄い数の観客が一体となってジャンプしており、間奏では歓声がうねりを上げています。
「PONPONPON」のMVにいたっては現時点で再生回数は1.9億回、コメント数は30万を超え、日本人のコメントを探す方が大変です。
きゃりーさんの偉業はまだまだ沢山ありますが、この数字だけでもとんでもない方だということが分かります。
ここで私がきゃりーさんとFRUITS ZIPPERを比較して云々みたいな話や、FRUITS ZIPPERもこの数字を目指して云々みたいな話をするつもりは毛頭ありません。
第一きゃりーさんを紹介するあらゆる文章には”アーティスト”、FRUITS ZIPPERの場合には”アイドル”とあり、そのどちらにも逆の言葉は見当たらないことからも、比較する対象にはなりません。
同じ表現者だとしても球技で言えばバスケとサッカーぐらい異なり、ルールも違えば入る得点の量も違います。
ここで私がお伝えしたいことは「PONPONPON」のMVが示す数値だけ世界には"KAWAII"を待っている人達がいるということです。
続いて私がまなさんに直接逢いに行くことを決意させて下さったきゃりーさんのLive映像をご紹介します。
この動画は2019年のにロサンゼルスで行われたOTAQUEST LIVEというイベントの映像で突然始まります。Aメロから一緒に歌う観客の声が聞こえ、サビの大合唱の途中で動画は終わります。
なぜこの動画は途中までしか撮影されていないのでしょうか。
バッテリーが無くなったのか。それともどこからか電話がかかってきたのか。
この日きゃりーさんが歌った以降の曲を撮影者はフルでアップされています。
そもそもこのイベントの動画を他にもたくさんアップされているような方なので、バッテリー切れなど起こさないでしょうし、電話なども気にするわけがないでしょう。
そうなると答えは一つしかありません。
彼は動画を撮ることを止め、手を上げて一緒に歌うことを選んだのです。
最初にカメラが揺れていることから自分の思い入れが強い曲が流れすぐに撮影を始めたようですが、やがてサビに入り体と共にカメラが揺れ出し撮影を止めます。
私はこの不完全で再生回数が500回にも満たない動画にこそ「原宿から世界へ」が目に見える形で映っていると思っており、これ以上の「モノホン」は想像がつきません。
この「原宿いやほい」という曲に比べればやはり「PONPONPON」の方が知名度は上でしょう。
現在のFRUITS ZIPPERに置き換えるならば海外公演で「わたしの一番かわいいところ」以外の曲で大合唱が起こることと近い状態です。
現時点でそれが幾分か大変なことはこれを読んでいる方もお分かりかと思います。
なお、大きい会場でLiveをする意味はもちろんあります。
観たい人が多ければ広くなくてはなりませんし、たくさんの人に知ってもらう為には大規模なフェスでLiveをすることはとても有効です。
ただ、この会場の大きさからきゃりーさんの表情は彼にも見え、彼の声もきゃりーさんに届いています。
私は世界の人々にFRUITS ZIPPERを観てもらう時は、この距離で彼女達を感じて欲しいと思っており、この動画を出来るだけたくさんの人に見て頂きたかったのがこのブログの1つの目的です。
そして、以上の話をもとにかぼちゃの海賊旗を掲げた彼女に対する私の返答は
"この光景を目にするまで航海を供にする"
です。
彼女は1999年4月22日生まれです。
きゃりーさんのメジャーデビューシングルである「PONPONPON」がリリースされた2011年の7月から逆算すると当時は12歳です。
その後どのタイミングできゃりーさんに出会われたかはわかりませんが、高校に入ってすぐに原宿にこだわってアルバイトを始めた話から考えれば、多分その頃にはきゃりーさんの歌を聴いていたのではと思われます。
そしてその後2017年の1月に「原宿いやほい」がリリースされますが、同じように逆算するとこの時彼女は高校2年の冬を過ごしている頃です。
将来、自分が何者になるのかを考える多感な時期に、この曲が彼女に大きく影響を与えたであろうことは想像に難くありません。
両曲にはどちらも「あの交差点」という言葉が使われていますが、これはKAWAII MONSTER CAFEのあったYMスクエアビルからも見える明治通りと表参道が交わったラフォーレ原宿のある交差点のことで、彼女の物語はここから始まっています。
毎日のように「あの交差点」を渡り、原宿という地で多くの時間を過ごす中で、仲間と笑い合った楽しい時も、思い通りに出来なかった悔しい時も、きっときゃりーさんの歌がいつもそばにあったのではないかと思います。
やがて彼女はMONSTER GIRLとなりますが、コロナにより客足が遠のく中、来る日も来る日もひたすら自分に出来ることを探し、休みですら店に立とうとしていました。
CAFEの閉店がいつどのように彼女に伝えられたかはわかりませんが、たくさんの想い出が詰まった大切な場所が無くなる最期の時もきゃりーさんの曲がそこにありました。
そして、ついにきゃりーさんが進んだ航路の入り口に立ち、FRUITS ZIPPERとしての航海の目的が伝えられたあの時、それまでの想いが一気に涙となって溢れ出たのではと私は思います。
初めてのLiveである昨年の合同生誕祭で、彼女は「Jolly Holiday」と共にこの曲を開演前音楽に選び、アイドルとしての船出を迎えました。
これから到達すべき地点が数々あると思いますが、いつか「モノホン」になった姿をきゃりーさんに見せることが出来る日を私は心から待ち望み、これからも応援していきます。
以上、全ては私の想像ですが、今回の話に少しでも共感出来る部分があれば、FRUITS ZIPPERの曲と一緒に彼女の大切なこの曲も積んで航海を供にして下さい。
お時間を割いてお読み頂き有難うございました。
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