キーホルダーの付けどころ

旅先でついつい買っちゃったり、イベント的ななにかのグッズの最有力候補になったり、もらったりすることの多いキーホルダー。楽しい。見るだけで、買ったときの気分を思い出せるし、くれた相手のことも頭に浮かびます。

そんなキーホルダーの付けどころ難民はわたしだけだろうか。そもそも key だから鍵に付けるもののはずである。自宅の鍵とチャリキーしかないので、持っているキーホルダーすべてを鍵に付けたとしたら、目にも耳にもうるさい、歩くキーホルダー屋さん・統一性皆無店になってしまう。だから鍵以外に付けるところを探してみると、意外に無い。

お財布にしようと思ったら、「外すなよ」と聞こえてきそうなくらいにマッチしていらっしゃるキラキラの持ち手が既に装着されている。ポーチもいくつかあるのだが、あのファスナーの開け閉めするところの穴、余裕なし。付けるなということか？　スマホはいじっているときにチャカチャカしそうなので避けたい。あと鞄。このまえ鞄に付けたチョココロネさんがぽろっと取れて以来すごくこわくなっちゃって、でもなんとか自力で直して付けたものの、もう離れたくないので5分おきくらいに触ってたしかめてしまう。小さき恋人である。

やっぱりキーホルダーってある程度は失くす覚悟をしとかないとだめなんだろうか。そんなに世界は残酷なのだろうか。開け閉めする頻度が少ないところに付けるとするとほんま、たぶん捨ててもいいんだろうけど惜しくて捨てられませんでした小物をわんさか入れた巾着とかしかない。巾着……

しかしライブグッズの素晴らしいのんはやっぱりちょっとだけ見せたさもあるので、サックスのケースにとりあえず付けている。あんまり見せる機会ないんですが……もしかして楽器がいちばんいい？　ほかにもってる楽器なんて、中学生くらいのときに急激に欲しくなって買ってもらったソプラニーノっていう、ソプラノよりもさらにハイトーンのリコーダーと、指が自分のおもってたのよりも小さくて穴をふさぎきれなかったオカリナくらい……全くキーホルダーの出番ではない気がする。

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