自分語りと2024年大河ドラマ
自分語りが偶然現在放送中の大河ドラマとリンク。
最高権力者藤原道長と凡人私の人生がどうつながるのか、お話しします。
あと一人生まれてくれれば、人生思い通り!
恋愛体質と勘違いされるほど結婚体質の私は、10代20代と長い間「早くパートナーを見つけたい」という思いに翻弄されてきました。
それが10年前、大好きだといえる人と結婚できることになり、人生が輝き出すような思いでいました。
さらにすぐ第一子を授かり、妊娠中も大きな問題なく、生まれてから病気もなく健やかに育ってくれました。
ここではあまり書きませんが、仕事も大好きな建築関係ということで、満足しています。
だから8年ほど前は、「あと一人生まれてくれれば、人生思い通りってかんじだな。藤原道長が、〜この世をば我が世とぞ思う…〜と詠んだあの境地に違いない。」とまで思っていました。
今思えばなんて傲慢。そもそも、遠い昔に歴史の授業で習ったこともうろ覚えでした。
案の定、右往左往
第一子が3歳になるころにできればもう一人と思っていましたが、全く気配なし。
異常と思える自覚症状もなかったので時々1週間程度生理が遅れることを主訴として、まずは婦人科で異常がないか診てもらいました。
ところが、「唐突に来られても困る。1〜2週間のズレはままあること。ロボットじゃないんだから。まずは基礎体温表を作ってまた来て。」とのこと。
最低限として自分の手帳につけていた体温記録は、ネットでの簡単な情報をたよりに、とりあえず起き抜けに舌根で計ったものだったからか、みてもらえませんでした。
続いて、漢方薬にも手を出しました。教養的な本や専門書に近いものも購入して自分で診断してみて、対応しそうな漢方薬をネットで購入しました。
しばらく飲んでみるも、これといった不調があるわけではないので体調改善もなく、自己判断だけだと良くないか、と町の「漢方相談」の旗のあるお店にも足を運びました。
(また)ところが、「診断は当たらずとも遠からず。それはいいけどあなた運動しているの?めぐりをよくするにはまず動くこと。それだけで変わるわよ。」とのこと。
それで、じゃあ、ということで筋トレに一時期ハマりました。
プランクは大変よく効きますね。おかげさまでコロナ太りは避けることができました。
最終的に、通いやすいところに新しく不妊治療を専門とする病院ができたので、開院前から登録してなんとか治療に漕ぎ着けました。
なんとカルテNo.4。
それ以外のところでは、予約するのにも半年先といったことが当たり前でした。
ちなみにここでも異常は見当たらず、担当医師のすすめで治療は一足飛びになりました。
普通はタイミング→人工授精→体外受精と医療介入の度合いを上げていくのですが、タイミング→体外受精です。
さらにさらに、それでもなかなかうまくいかず、「先進治療」として保険の効かないオプションを全てもりもりにして、検査の結果足りなければ摂取するといいと言われたものの数値的に足りていたラクトフェリンのサプリを飲みながら治療を続けました。
今でも思います。
採卵の際は、きちんと麻酔するべきではないでしょうか?
やっとの思いで第二子を授かりましたが、苦悩はさらに続きました。
やたらと出血したのです。
ある日起きて、この出血量は流石に流れてしまっただろうと思い、泣きながらワインをあおりました(ずっと禁酒してたので、1杯で十分に酔ってしまいました)。
今考えると冷や汗ものですが、幸い、胎児に影響の出る時期ではありませんでした。
その後検査の結果、無事に胎嚢・心拍と順に確認でき、晴れて不妊治療院を卒業しました。
現在第二子は平均より大きめの健康優良児です。
大河ドラマ「光る君へ」道長の句〜この世をば…〜の真相
産休に入るとともに特に楽しみにしていたのが、大河ドラマ「光る君へ」でした。
紫式部と藤原道長が恋仲ということで、はてこれはありうる世界線だったの?と歴史の教科書を捨ててしまったことを非常に悔やみながら毎週楽しく拝見しております。
柄本佑さんによる道長さまの、まひろ(紫式部)愛の深いこと深いこと。
そして誰しも思うようになんて進まない人生。
11月18日、第44回 望月の夜 にて、ついにあの有名な〜この世をば…〜の句が詠まれました。
以下の記事では専門家による、私としては思いもよらぬ解釈が書かれていました。
従来の解釈よりも地に足がついている、はるか昔私と同じこの日本の地で、仕事やその関係者・家族との関係など同じ悩みで右往左往した人の歌でした。
半年以上大河ドラマを追ってきたいち視聴者としても、違和感がまったくありません。
大河ドラマは終わりに向かう、私の人生は
最高権力者とキャプションのつくキャラクターで、従来は傲慢だと思っていたけれど全くそうではなかった藤原道長が、このあとどのような足跡をたどるのか、2024年大河ドラマ、最後まで目が離せません。
第二子が生まれてくれたことで、私の人生のキャストは全て揃ったと感じています。
そして、私自身のキャプションは一体何なのでしょうか。
実は「後の最高権力者」とか書きたい、所属企業の幹部に登りたいと思っていますが、果たしてどうなることやら。
最後に、藤原道長の俳句から文字をいただいて、
私は「このもち」と名乗っています。