クッキーが焼けるまでの数分間について 【遠回しなレシピつき】
(執筆日:2014年8月27日 関口舞ブログより転載。)
時間が早く流れればいいのにと思うとき。眠るべきでない時刻に、たいした眠気もないのに、布団をかぶって目を閉じていたらそのまま夢に溶けてしまうことがある。時刻は正午で、暑い夏であることを示すのはカーテンの隙間から漏れる強い日差しだけ。部屋の中は少し寒いくらいに、クーラーが冷やしてくれている。日差しが掛け布団のうえに丸い水たまりのような光を作って、そこだけがとてもあたたかい。
夢のなかでどこ