「あたりまえ」の幸せ
こんにちは、ホリスティックコーチのMaiです。
忙しい日々に身を任せていると、周りにあるものが「あたりまえ」にそこにあるように感じる。屋根のある家や水道から出る水。毎日食べられる食べ物や一緒に暮らしている家族。それに、移動できる足やコミュニケーションに必要な声。しっかり食べられることや、ちゃんと一人でトイレに行けること。
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人は失ってから「あたりまえ」の大切さに気付く。病気になったり、仕事を辞めたり、家族を亡くしたり、なにか起きた後に後悔する。わたしも5年前にSLEが発症した時に、「あたりまえ」のことに感謝することを知った。でも、自分のできることが多くなっていくと、どんどんその感謝の気持ちを忘れていってしまった。
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最近SLEが悪化して、また寝たきりの状態を経験し、あらためて周りを見渡してみた。看病してくれる夫。リハビリに付き合ってくれる犬。小さいけど快適な家。日本から心配してくれる友人。オンボロだけど病院まで行ける車。目から癒してくれる植物たち。いい加減買い替えようと思いながらも、使い倒しているiphone8。日本に帰りたくてしょうがないけど、快適に過ごせるイギリスの田舎の環境…。
イギリスに来てから、体調の関係で日本よりはいい生活はできてなくて、「なんにもない」って思ってたけど、周りを見たらこんなに私ってもってるんだなぁって。「あたりまえ」に感謝の気持ちが芽生えた瞬間。
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最近のたのしみは、昼11:00からのティータイム。
好きなティーと2枚のビスケット。
仕事の合間に夫と用意して食べている瞬間、本当に世界が平和に感じる。
こんな小さなことだけでも、心が満たされる気がする。
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みなさんは日常のなかに「小さな幸せ」はありますか?
もしない、見つからないという方は、意識が外に向いていて、
人と比較することに集中しているのかもしれません。
「あたりまえ」はなくなってから、大切さに気付き、
いままで意識してこなかったことに後悔します。
いま自分が持っているものに意識を向けてみてください。
それがどんなものだとしても、「あたりまえ」ではないこと。
感謝すべきことなんだと気づけると、日々の生活が少しずつ
満たされていきますよ。