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共通の敵という罠
共通の敵がいると、例え普段仲が悪い人たちでも一致団結
出来たりするかも知れません。
勿論良い方向に進む為の協力関係であれば良いのですが、
間違った正義感などの場合やっかいです。
それで無くても自分の事を客観的に見る事は難しく、
自分では正義の元に、と思っていても実際には
言い掛かり的な事もあるかも知れません。
個人でもそうなのですから、共通の敵がいる集団なら
なおさら冷静な判断は非常に難しくなり、間違った
方向に行ってしまい収拾がつかなくなってしまったり。
これは誹謗中傷にも当てはまるように思うのです。
最終的には正義かどうかなんてどうでも良くなってしまい、
共通の敵を追い込む事が目的になってしまう事もあるのでは
ないでしょうか。
しかしその共通の敵が例え悪い人だったとしても、何をしても
良いと言うわけではなく、限度はあると思うのです。
危険回避の為の正当防衛も限度を超えると過剰防衛と
なってしまうように。
そんな事言っても戦闘モードに入ってしまったら抑えが
効かなくなってしまうので、正しい事をしている、と
思った時ほど勢いで進むのではなく時間を掛けたり、
それを行う事にデメリットがないかを考えるなど。
冷静に対応出来るよう工夫する事が必要なのかも知れません。