果てしのない課金ゲー
といっても、スマホゲームの話ではなく、先日久々に会った友人と話していて、あまりに教育費と習い事にかかる費用が高くて震えた話です。(タイミングよく、白饅頭日誌さんでも話題になっていますね。)
私達は東京などではなく、地方にいずれも住んでいる。友人の子供たちのうち、数人はまだ幼稚園児のようだが、もう英語やら受験勉強に取り掛かっているとのこと…費用も高く、1回のレッスンで1万越えもあるようで。ただ、住んでいる地域によっては仕方ない部分もあるらしい。
1人の友人が以前嘆いていたのが、その地区で一番評判の良い保育園と聞き、その園のバザーを見学に行くと、一部の父兄が特攻服で普通に参加していたとのこと。服がイカつくても人間的には良い人なのかもしれないが、すっかりカルチャーショックを受けたとのこと。私も同じようにショックだろうと思う。そのような地域の公立小学校には進ませられないと、私立小の受験の道に進んでいた。
夫の友人で東京在住の方がいるが、そこのお子さん(幼稚園児)も、習い事と塾だけで月に10万以上かかるとのことだった。上には上が…。
私の幼少時(40年前だから大昔)は、鼻垂れ幼児であり、幼稚園入園の発達テスト?では果物の名前を聞かれてもほとんど「知らん」の一点張り、幼稚園の先生からうちの母は「お宅はいったいお子さんに何を食べさせてるんですか(怒)」と電話で詰め寄られたらしい。そして、毎日のように、しょうもない事で泣き喚くため、これまた毎日のように園の先生から説教を食らっていたそうだ。予防接種の時は散々逃げ惑ってお漏らしをするなど、結構問題児だったようだ。
そんな私が医師になれたのは、牧歌的な時代にたまたま奮起し、なんとか受験をクリアし、本当にラッキーな事なのだろう。何の因果か、逆に患者さんに予防接種をする立場になってしまった。うちの実家は貧乏だったので、今の時代に生まれてたら、課金ゲーをクリアするのはまず無理だと思う。
今の子供たちは、本当に大変な時代を生きてるなぁ。時々はボーッとしたり、楽しいことに没頭したり出来ますようにと願ってやまない。