見出し画像

SHUT UP(ドラマ)感想。

女性への様々な形の抑圧や偏見、それに対して(性別関係なく大事だけど)守られるべき個人の尊厳をテーマにしたドラマだった。

敢えて、性的なシーンなどは出さずに、台詞や演者の表情で、何がその人に起こったのか、それに対してどう感情が動いたのか、静かに描かれていたと思う。

ドラマのタイトルは、上記のフレーズに斜線が複数入ったもので、実際には「理不尽に対して黙ってはならない、黙りたくはない」というメッセージになっている。

自分の若い頃に遭遇した苦々しい出来事も思い出した。私の場合は、(研修医の時)セクハラしてきた相手に関しては、その相手と同格かさらにその上司にセクハラの内容を訴えた。その結果、何故かどの殿方も丸坊主にしてきていたが…私個人への謝罪はないため、何のアピールなのかサッパリ不明であった。少なくとも、私以降にローテートする研修医にはセクハラしなくなった筈だと信じたい。

話がずれた。ドラマのオープニングの「春に涙」という曲は、このドラマのテーマにふさわしい曲だ。リズミカルで韻を踏んでいる歌詞には、主人公達の置かれた状況がよく当てはまる。サビの「私だって命の最中」という言葉にえぐられた。そう、誰だって、命の最中。それをお互いに理解した上で人と繋がれたら、より優しい社会になるはず。性別や年齢、仕事、、、関係なく皆、命の最中。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?