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初秋にオススメの香水3選

はじめに

季節の移ろいとともに、香りの選び方も変わります。
夏の終わりを告げ、秋の訪れを感じる初秋は、どんな香りが求められるでしょうか?

初秋はまだ夏の名残りもあり、秋のもの寂しさもあり、爽やかさと温かみを兼ね備えた香りが求められる時期。

そこで、初秋にぴったりの香水を3つご紹介します!
それぞれの香水が持つ特徴や魅力をお伝えし、初秋の装いにふさわしい香りを見つけるお手伝いをします。

初秋にオススメの香水 3選

それでは、調香師MAIが選んだ初秋にオススメの香水3選です!
気になった香りがあった方は是非お店へテスターを嗅ぎに行ってみて下さい。

ジョー マローン ロンドン 「ウッド セージ & シー ソルト コロン」

公式サイトより引用しました

ジョー マローン ロンドンの「ウッド セージ & シー ソルト コロン」は、海のミネラル感とセージのウッディな香りが特徴的です。
夏の終わりに海辺で感じる潮風のような清涼感がありながら、セージのハーブ感が秋の到来を感じさせます。

トップノートはシーソルト、ミドルにはセージ、ベースにはムスクが香り、全体としてナチュラルで控えめな印象を与えます。
重くなりがちな秋の香りに対して、この香水は軽やかさを保ちつつ、ほのかに温かみを感じる絶妙なバランスが魅力です。
普段使いにも最適で、日常のシーンを少し豊かにしてくれる一品です。

ディプティック 「オーローズ オードトワレ」

公式サイトより引用しました

秋の季節には、少し落ち着きのあるフローラルの香りが恋しくなります。
ディプティックの「オーローズ オードトワレ」は、まさにそのニーズを満たしてくれる香水です。
ローズの華やかさとエレガントさを持ちながら、どこかフレッシュでみずみずしい印象を与えます。

トップノートにはダマスクローズ、ミドルにはセンティフォリアローズが咲き誇り、ベースノートには少しのムスクが加わり深みを持たせています。
初秋に感じる涼しさの中に、ほんのりと残る夏の余韻を感じさせるこの香りは、日が短くなりつつある季節に、心を温めてくれるでしょう。
ローズの香りを愛する方にとっては、特に魅力的な選択肢です。

エルメス 「テール ドゥ エルメス オードトワレ」

公式サイトより引用しました

秋の訪れとともに、少し大地を感じさせる香りが欲しくなることもあります。
そんな時におすすめなのが、エルメスの「テール ドゥ エルメス オードトワレ」です。
この香水は、地中のミネラル感とシトラスの爽やかさが見事に調和した香りで、男性向けとして有名ですが、ユニセックスとしても人気があります。

グレープフルーツやオレンジのフレッシュなトップノートから始まり、次第にペッパーやシダーウッド、パチョリなどのウッディな香りが広がります。
土のぬくもりや自然の息吹を感じさせるこの香りは、初秋の少し涼しくなった空気にピッタリです。
外で過ごす時間が増える秋のアウトドアにも最適で、都会でも自然に溶け込むような深みのある香りが楽しめます。

初秋の香り選びのポイント

初秋は、暑さが和らぎつつも、まだ冷たさを感じるには早い時期。
そのため、香り選びにおいても爽やかさと温かみのバランスが重要です。
柑橘系や海風を感じさせるフレッシュな香りから、少しウッディで深みのある香りまで、多彩な選択肢が考えられます。

また、初秋は過ごすシーンによって香水を使い分けるのも一つの楽しみです。
日中は軽やかな香りを、夜には少し重めの香りを選ぶことで、季節の変化に合わせた香りのレイヤードも可能です。
それぞれ異なる特徴を持ちながらも、初秋の季節感を引き立てます。

香りを身に纏うことで、季節の移ろいをより深く感じ、日常に彩りを添えてみてはいかがでしょうか。


〈Auragranceのご紹介〉
私が主宰しているフレグランスブランド Auragrance では、自分だけの香りを創れるワークショップやオーダーメイドを承っております。
自分に似合う香りを作ってみたい方、ぜひ対面のイベントでお待ちしております。

その他、店舗やイベントでの香り製作、結婚式での香り演出も行っております。

詳しくはInstagram、ご予約・お問い合わせはインスタのDMにて。

フレグランスブランド Instagram @auragrance
調香師MAI Instagram @mai_auragrance


〈Profile〉
調香師・フレグランスデザイナー MAI

幼少期より風の香りから四季の変化を感じることが好きで、自然の香りに興味を持つ。
また香水やコスメが好きで化学の力にも魅力を感じていた。
香りと香りをブレンドすることで化学反応を起こし、無限通りの新しい香りを生み出す可能性を秘めている「調香」に魅了され、いつしか調香師を志すようになる。

国内の様々な調香スクールを経て、2018年に渡仏。
フランスの香水学校である ISIPCA と Grasse Institute of Perfumery のサマースクールに参加。本場の調香を学ぶ。
グラースではたくさんの香料会社や工場を周ったり、ジャスミン畑やラベンダー畑など本物の香りを嗅ぐことで経験を積む。

帰国後、香料会社へ就職。
その傍ら、自分が香りを表現する場としてオリジナルのフレグランスブランド “Auragrance” を設立。
オーダーメイドで調香を行ったり、最高傑作の香りを製品化して販売している。
「貴方だけが纏うオーラを創りだすフレグランス」をモットーに、嗅いだ時にハッとするような心を揺さぶる感動と、香りの力をオーラに変えて自分をもっと好きになる願いを込めて活動している。

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