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教育実習ほっこり日記
中学校の教育実習最終日。
胸が熱くなった数々のエピソード備忘録。
見て見て〜先生とお揃い❣️
前髪がなくて、卵型というよりリアル卵のような顔の形をしている私は、髪の毛を全てまとめるとツンツルテンになってしまうので、気休め程度に、もみあげから後れ毛を出している。
どうやら、その後れ毛が、中1の女子の間で話題になっていたらしい。
教育実習最終日の朝、担当クラスのある生徒が、「見て見て〜先生とお揃い❣️」と言って、後れ毛を見せてくれた。
かわいすぎる!!!!!
一生この髪型で生きようか???(あ、今日髪の毛切りに行きます。)
“耳(ear)す”
多動で、先生からもよく注意されていて、笑顔が少ないある生徒。
彼には、お笑いのセンスがあった。
2週間という短い時間だったけれど、日に日に心を開いてくれたようで、面白いギャグや小泉構文をたくさん聞かせてくれた。
最終日の朝、私が、他の生徒から「癒す」という漢字のテストをされて、黒板に「癒す」と書いていたとき、その生徒がやってきて、「俺も書けるよ!」というから書いてもらった。
“耳す”
???
あ、耳→ear→イヤー→いや(す)
おお!!うまい!!
よく咄嗟に思いついたな…
「その才能絶対今後活かせる場面たくさんあるから、大切にしな!!」と一声かけておいた。
即座にこういうギャグが思いつく感じ、なんだか私の父みたいだ…
父曰く、思いつこうと思って考えているのではなく、浮かんできちゃうらしい。
少年よ、君の周りは、笑いが絶えない人生になるぞ!!!
父のギャグにいつもしらけているある娘より。
人と人って、一度別れたら、次会うまで会えないんですよ。
“耳す”の少年、担当クラスからアルバムをもらったとき、「先生なら分かってくれること書いたから!」と言ってくれたので見てみたら、「人と人って、一度別れたら、次会うまで会えないんですよ。」って書いてあった。
最高の小泉構文ではないか。
彼らしいメッセージで涙が出てしまった。
そして、最後の合唱の時間、耳す少年が号泣してた。
やめてくれ、、、君が泣いたら、私まで泣いてしまうではないか、、、!(すでに号泣中)
壊れたペン
最終日の5時間目終了後、生徒に「真剣な話があるので廊下に来てください」と呼び出された。
話を聞くに、どうやら、ある生徒がクラスメイトのペンを壊したのに、謝ってくれなくて喧嘩したということらしい。
だがしかし、ペンを壊したという生徒は、人のペンを壊すような子ではなかったし、仮に壊してしまったとしてもすぐに謝るだろう。
壊れたペンも、どうやったらそうなる??というようなありえない形になっていた。
そうです。これは、私を教室から追い出すための芝居だったのです。
君たちよ、ちょくちょくニヤついていたぞ。
かく言う私も、ポーカーフェイスが苦手なので、芝居と気づいても、騙されたふりをし続けることができず、だいぶニヤついてしまったのだが。
兎にも角にも、生徒たちの気持ちと発想力と行動力に心打たれたのでした。
全部かわいすぎる
ちなみに、あのペンはみんなで頑張って壊したらしい。
絶対大変だったでしょ笑笑 ありがとうね泣
このペン、あげる。
先生サインちょうだい〜!!
(中1もサイン欲しいんかいと思った私。
小学校実習で関わった小4と同じじゃん笑
まぁ、この子たちも3年前は小4だもんね。
え、3年前小4!?!? 春に実習で関わった4-3のみんなも3年後には中1か、、、ぐるぐる🌀)
って言って集まる生徒に紛れて、ある生徒が、「先生、これあげる」と言って、ボールペンをくれた。
落ち着いた子で、私とたくさん話したわけでもなかった。
でも、理科が好きなのは授業の中でとても伝わってきた。
彼なりに楽しそうに授業受けてくれていたんだなということが、1本のボールペンから伝わってほっこり☺️
このボールペンで、クラスのみんなにお手紙のお返事書くね✍️
「先生っ、バイバイ!」 ×10
隣のクラスのある少年。
顔が整っているからか、ツーブロセンター分けの髪型からか、チャラそうな見た目なのだが、とても気遣いのできる優しい生徒。
いつも、「先生やっほー!」って挨拶してくれて。
最終日、一日の中ですれ違うたびに「先生っ、バイバイっ!」って言ってきて、結局、そのやりとりを10回くらい繰り返した。
かわいすぎる、、、
その素敵な心、大切にして大人になってね🥲
おわりに
とってもとっても楽しかった。
大好きな合唱もたくさんできて、部活も、理科の授業も、ただただ楽しかった。興味深かった。
先生になりたい!とか、なりたくない!とか、ではなくて、ただただ目の前のことが面白いと思って身体が動いていた。
自覚している以上に、私、楽しんでいたみたい。
さて、今週はたっっっっぷり寝よう。