お祭りムードのゴールデンテンプル
美しいゴールデンテンプル
Diwaliというインドの祭りがあって、それが11/12だった。
インドのアムリトサルという町にあるゴールデンテンプル(シーク教の聖地)はその前日からライトアップが始まって、当日はものすごい人出。
記事の一番最後にDiwaliの様子を撮った動画のリンクを貼っておくのでよければ混雑具合や、特別なライトアップをされたゴールデンテンプルを見てみてください。
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シーク教の人は誠実で優しい、そして誇り高い
シーク教の創始者が、他人のために尽くす人だったそうで、シーク教の人は皆、奉仕の精神がとても強い。だから、敷地内を歩いていると、ターバンをした人が、困っていることがあった何でも聞いて、と連絡先を教えてくれたり、また別の人は敷地内や外の他の寺院を案内してくれたり。
シーク教ではないインド人男性が自分から声をかけてくる時というのは、何となく下心が見えるものだけど、シーク教の男性にはそれが全くない。
穢れなき目で連絡先を交換して、向こうから不必要な連絡はしてこない。デザートをご馳走してくれた人や、ホットミルクをご馳走してくれた人もいたけど、そのいずれも、奢ったあとにサッと立ち去っていった(普段道すがらに奢ってもらえることなんてないのに)。
今までのことがあったので、警戒してたわけだけど拍子抜け。とても感動した。
ゴールデンテンプルでは変な警戒心は持たず、オープンマインドで、こちらも慈悲深き心で接することをおすすめする。
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また、野菜切りで一緒になったシーク教の女の子が、「私たちの話す言葉はヒンディーではなくてパンジャーブ語。それはとてもゴージャスな言葉なのよ」と言ってた。この他にも、シーク教の人は自分たちの言葉や宗教にすごく誇りを持ってるのだと感じる言い回しをよく聞いた。
敷地内のスポット
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①外国人用の宿泊部屋
ステイしたいと周りに伝えれば、ここを案内してもらえる。パスポートの番号など書くだけで簡単に宿泊可能(詳しく場所を説明すると、上のマップの青い丸のある建物は、中に進むと中心が吹き抜けになっているのだけど、その吹き抜けのすぐ手前の左側のドア)
②無料食堂
いつ行ってもここでご飯が無料で食べられる。一階にはチャイを振る舞っているところもあり、そこでは菓子が出ることもある。
各種お手伝いできるところも(二階チャパティ作り、一階野菜切り・皿洗い 等)
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③のところの建物の両サイドで茶色いキビでできたようなお菓子がもらえる。チケットカウンターのような窓口からおじさんが手渡ししてくれる。夜など、タイミングによっては窓口が開いていない
④無料食堂その2
ここでも食事やチャイが振る舞われている。ここに塔があり、その一階では③と同じ茶色い菓子がもらえる。茶色い菓子は他にも至るところでもらえる。この塔は15時以後、上まで登ることができ、最上階からアムリトサルが一望できる。
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⑤ワガボーダー(パキスタンとの国境)へ行くトゥクトゥクを拾った場所
毎日17時から、インドとパキスタンの国境でセレモニーがあり、ゴールデンテンプルではよくインド人がそこへ行くことを勧めてきます。逆にそれ以外の観光資源は周りに無いのかというくらい。で、そこへ行くにはこの⑤の場所に15時くらいに行けば、トゥクトゥク乗合いで行くことができる。片道100ルピー
セレモニーにパスポートを持っていけば、外国人専用の見やすい席に通してもらえる。(ワガボーダーのショーは、私にはあまり意味がわからなかった)
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⑥映像コーナー
このあたりに地下に降りてく吹き抜けの階段があって、そこを下りるとゴールデンテンプルの資料映像を映し出す施設がある。4部屋にわたっていて、映像が終わるごとに客が次の部屋へ移動する仕組み。私が言った時は機器の問題で翻訳のオーディオ貸し出しをしてなかった。なので意味は全くわからなかったけど、時間あるなら行ってもいいかも。
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周辺スポット
最近肉を食べてなかったので、Googleマップで近くの肉を扱う店を調べて、口コミのよかった店に行ってみたら、当たりだった。
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店先で焼いてる肉がもう、すごく美味しそう。
着いた時は店内満席。人気店らしい。
メニューとかよくわからないし、店の人は誰も英語話せないようだったので、この店先で撮った写真を見せて、この焼いてるやつと、このチキン。と注文。
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久々の肉汁がしみわたる。マトンもチキンも美味しい。バターナンも頼んだけど、これがまた美味しい(日本で食べるのと違ってサクサク感が強い)。ロティ(チャパティ似)はいまいちだった。
はち切れそうに満腹でお会計をしようとしたら、衝撃の事態に。なんと合計615ルピーだという。
その場にいた英語が話せる客に通訳してもらって内訳を聞くと、マトン350くらい、チキン200なのだそう。しまった、、どちらか片方にしておけばよかった。
というのも、このとき私が持ってた全財産が540くらい。足りてない。
どうしようと数秒考えてたら、通訳してくれてる客が「何か困ってる?」と聞いてくれた。正直に、「これしか持ってなくて」と全財産を見せると、なんと、お店のおじいさんが(下の写真)、「それでいいよ」って言ってくれた。え、いいの?明日払いに来ようかとも思ったけど、いいの?(心の声)。→甘えられるところはすぐ甘える奴。
「ダンネワード(ありがとう)!」とおじいさんと固く握手をして、店を出た。美味しかったし、いい店だった。
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居心地
ゴールデンテンプルの宿泊部屋はとても居心地がよかった。毎日掃除されるから清潔。トイレが外なのが少し面倒なくらい。
2泊目あたりから、係のおじさんの多少の圧があったので(いつ出るの?と)、次の目的地が決まり次第出ることにした。あくまで祈りのための滞在なので長くて2,3泊で出るのが普通みたい。
あと、インドの観光地あるあるだけど、ここでも外を歩けば「一緒に写真を撮ってくれ」と声をかけられる。だいたい10代までの若いインド人。彼らが普段住む町では外国人を見ることがほとんどないのかもしれない。
かけよってくるインド人の目はキラキラで満面の笑み。インド人は日本人にくらべて素直でエネルギッシュだと思う。
野菜切りやチャパティ作りの手伝いをしていても、周りのお姉様方が、うまいわね、と顔で表現してくれたり、やって見せながら教えてくれたり。言葉は通じなくても、ここではたくさんの温かい交流ができた。
祭りの様子を写した動画
これからも旅の様子を載せてく予定なので興味を持ってくださる方はチャンネル登録を