見出し画像

【UoP022】2020年11月~2021年1月に受講するコースの概要を紹介します

2020-2021年度のTerm1が終わり、今はUoPeopleのTermの合間の、つかの間の休息。もちろん仕事はあるので全くの暇ではありませんが、毎週の課題のプレッシャーがない日々を久しぶりにエンジョイしています。

そして、次のTermがいよいよ2日後に迫っています。

前回、大学院のコースとしては初めてのTermで学んだのは「Education in Context: History, Philosophy and Sociology」という科目でした。Contextを直訳すると「文脈」ということになってしまいますが、歴史・社会・哲学といった背景によって教育がどう変わってきたか、そして将来どう変わっていくのかを学ぶコースでした。

初めてのTermの場合、受講できるコースはこちらで選ぶのではなく、自動的に割り当てられます(入学経路によっては2コース割り当ててもらえるケースもあるようですが、僕は1コースだけでした)。

今回受講できるコース数は?

そして、2つ目のTerm以降は、自分で履修するコースを選択することができますが、その時に選べるコース数には上限があります。

• Students who maintain a cumulative grade point average (CGPA) of ≥ 3.75 may register for up to four (4) courses per term.
• Students who maintain a cumulative grade point average (CGPA) of ≥ 2.50 and ≤ 3.74 may register for up to two (2) courses per term.
• Students on Academic Warning and/or have a CGPA below 2.50 may only register and/or be enrolled in one (1) course per term.

要するに、前Termまでの成績の平均値で、受講できる成績が変わるということですね。

CGPA(=GPAの平均値)が3.75以上であれば4コースまで受講できます。GPAは4点満点。1つの科目が「A-」だと3.67の評価になるため、結構な狭き門です。僕もたまたま最初の科目がA+だったのですが、本来4コース受講の恩恵を受けられるチャンスはそう多くないと思います。

ちなみにCGPAが2.50以上であれば2コースまで受講できます。ほとんどの人はここですね。

なお、2.50未満の人は1コースしか受講できません。卒業までにCGPAを2.50以上確保しなければならないため、成績不振の学生は1コースずつじっくり学んでね、ということなのだろうと思います。

というわけで、僕の場合は現時点でCGPAが4.00なので、受講できるコース数は4つということになるのですが、自分が受講できるコースの空席が少なかったため、結局3つだけの受講となりました。

…3つだって十分多いけどね。

2020年11月~2021年1月の間で受講する予定のコースは以下の通りです。それぞれ、カタログに記載されている解説を載せておきました。

1つめは「Learning Theory and Implications for Instruction」

Learning Theory and Implications for Instruction
This course will examine the major theories and models for understanding how students learn. Attention will be given to the cognitive, affective, sensory/psychomotor, and sociological domains and implications for learning through differing modalities. Contributions of neuroscience to understanding child and adolescent research are explored, and structural barriers to learning such as stereotype threat are discussed. Students will gain insights into the interplay of learner characteristics, prior knowledge and experiences, the medium of instruction, and cultural influences that construct learning environments, and understand that learning is contextual, with no single theory universally applying to every student in every situation.

子どもたちがどのように学びを得るのか?ということを心理学的側面や社会学的側面に沿って学んでいく科目です。「子どもたち」はそもそも多様なものなので、単一の手法が全ての子たちに当てはまるわけではない…という前提のもと、異なるバックボーンに応じた学びの理論を探ることになります。

楽しそう。

2つめは「Curriculum Design and Instructional Decision Making」

Curriculum Design and Instructional Decision Making
This course introduces the major curricular models and analyzes their design and development, implementation, and evaluation. The role of technology and disciplinary and interdisciplinary approaches are considered, and teaching through inquiry and for conceptual understanding are explored. Strategies for planning, conducting and evaluating curricula are covered, and the practical problems teachers face in making curricular decisions are discussed. The course will also examine the influence of legislative, local and global socio-political forces, and the value systems of central stakeholders on planning and curriculum choices.

カリキュラムデザインに関する科目で、日本でも教育学部では広く扱われていますが、いわゆる文科省の指導要領のような「しばり」がない中でこの科目を学ぶことが、UoPeopleに入りたいと思っていた最大の理由でもあります。

3つめは「Creating Positive Classroom Environments」

Creating Positive Classroom Environments
This course will focus on the role of classroom organization and behavior management in developing positive teaching and learning environments. The impact of the physical environment, transitions, procedures, norms and expectations on managing behavior will be discussed.
Developing communication and social skills and fostering a collaborative relationship between the teacher and students will be examined.
Alternative approaches to managing routine and disruptive discipline problems while also creating learning spaces where students are willing to take risks and learn from mistakes will be considered.

最後の科目は肯定的なクラス環境の構築に関するものです。コミュニケーション能力を始めとしたソーシャルスキルの重要性や、物理的な環境(教室のファシリティの問題も含む)を扱います。

ちなみに、日本の学校は基本的に規格が決まっています。例えば、おそらくほとんどの方は教室で自席に座っている時、廊下は向かって右側にあったはずです。そういった規格にはどういう意味があるのか、この科目では理論的な背景を学ぶことができそうです。

科目数は多いが、あくまで楽しくやろう

前Termでうまいこと成績を修められたため、今回はハイペースに3コースの履修を決めました。せっかくだから3つとも好成績を取りたいという気持ちはありますが、むしろ早く学位をとって夢をかなえたいという思いもあるので、限られた時間を活かして最大限の学びを享受しようと思います。

いいなと思ったら応援しよう!