☆MG日記003☆
【DAY22】仕事始めにスタートダッシュできず。。
今日が仕事始め。そう言えば、去年は元日朝からバリバリ働いていたな。
自営業の定めと言えばそうなのかもしれないが、それ以前に正月休み特有のダラダラ感はあまり好きではないのである。
ましてや今年はステイホームの年末年始。平常運転の僕ならすぐに飽きていただろうが、しかし、今年はめっちゃのんびりな正月だった。飲み過ぎず食べすぎず、その分めっちゃ眠った正月休み。
でも、こっちのほうが、あるべき姿なのかもしれない。
さて、新年一発目の仕事はZoomを使った授業。
ペンタブを用いて板書を作っているんだが、字を書くのが少しずつ大変になってきたのを感じる。タブレットとスタイラスペンとの微かな摩擦からくる抵抗感が、今の僕にはとても辛い。
体調も少し異変があった。
・ちょっと動くだけで息苦しい。
・夜になると右腕や右足がピクピクする。
・横になったとき、頭の重みを今までより感じる。
それにしても、僕の周囲にも癌などの病気と闘ってブログや日記を書き留めている人がいるのだけど、なんで皆あんなにメンタルが強いんだろうなあ。
僕なんて診断つく前からこの体たらくですよ。
まぁ、でも、それが自分のスタイルだということにしておく。
【DAY23】久しぶりのスーツ
体が重い。
ドラクエが好きな人は「命からがらダンジョンを脱出して、急いで宿屋に泊まったのに、翌朝体力が全快していない」みたいなことを想像してもらえると、朝起きたときの僕の落胆がちょっと分かるかもしれない。
が、今日は久しぶりにスーツを着る仕事があり、ちょっと気合いが入っていた。
クリーニングされた綺麗なスーツの袖に腕を通してみる。
スラックスに足をスッと入れてみる。
ああ、この感じ…良い。
あれ?しかもなんかちょっと痩せたかも。
正月は飲んだくれるつもりが、結局体調イマイチだったからほどほどにしか飲めずに、その分寝正月モードに切り替えていた。多分それが良かったんだろうな。
前職は毎日スーツを着る仕事だったけど、独立してからは法人のアポイントがなければ私服のまま過ごしていたので、スーツを着たときのシャキッとする感覚は大好きだ。
…が、ショックもまたあった。
ショック1:カバンが重すぎて持てない。。。
スーツの時は前職時代に奮発して買ったFelisiのバッグを持つのが嬉しかったのだが、PCを入れた状態で手持ちタイプのカバンを持つと、腕の力がもたない。
已む無くリュックに切り替える。主義じゃないんだよな…。でもリュック派増えてることだし、まぁ良いか。
ショック2:革靴ってこんなに重かったの?
いつもは軽いスニーカー履いているから気にならなかったが、革靴だと一歩あるくだけで靴の重さが脚にぶら下がってくる。一歩ずつ、持ち上げて、歩く感じになる。
なんだこれは。カンジキでも履いてるのか?
(※冒頭の写真がカンジキです)
手足の力が抜けてくるので、どうしても重さを余計に感じるわけです。
そう言えば、スタバでショートサイズたのんでも、トールサイズ並みの重さを感じる。お得感があるから良しとする。
【DAY24】腕が上がらなくなり始めた…そして頭痛
今日は教室での授業。数学の授業でホワイトボードに長方形を書こうとして、腕が上手く上がらないことに気づく。シャンプーがしんどい話は前も書いたが、高い位置での板書がだんだんしんどくなってきたかな。
前はフリーハンドでこれくらい描けてたのに…
今はこれが精一杯(この上の図は恥ずかしくて見せられない…)。
直線を引くどころか、数字もビミョーになってきた。
診断もついていない中で着々と症状が進んでいくのは正直辛いものがあるが…出来る限りやるしかない。
【DAY25】筋電図検査再び
コロナ禍で延び延びになっていた筋電図検査と、胸部CTの検査を受けに行く。筋電図検査は電極を筋肉に当てて刺激を計測するもので、低周波治療器を強烈にしたような痛みが来る。
検査結果は来週になってから分かるらしいが、「異常なし」という言葉に対するアレルギーができている自分がいる。異常がないと思っているのは検査をしている側の感覚であり、こちらからすれば「異常は確かにあるのに原因が分からない」に過ぎないのだ。もっとも、他の方のブログなどを見ると、MGやALSといった神経系の病気はそもそも診断がつくまでに長い期間を要することが多いらしい。
だとしたらもう腹をくくって過ごすしかない。
【DAY26~28】普段通り生きてみる
…というわけで、少しスタンスを変えた過ごし方をすることにした。
異常に気づいてから
・体力を温存するようにしていた。
・自分の瞼や四肢の動きを自分で観察するようになった結果、体の動きに過敏になっていた。
…のをやめて、
・一日分の体力をしっかり使うつもりで過ごす。
・何も気にしないように過ごす。
…ことにする。要するに”普段通りの過ごし方”である。それでも体力がもたなかったり、体がついてこなければ、初めてそれを自覚症状として認識すればいい。
もう、青信号が点滅しだしても横断歩道走れないけど、そういうことに「ああ、だめか」といちいち落ち込むのを辞めよう。
できるときに、できることを、できるだけ。
むか~しから座右の銘にしていたこの言葉に沿って生きることにする。
さて、そんな中、色々な励みを与えてくれる出来事もあった。教え子たちの志望校合格の知らせである。体力も精神力も未熟な小6の子たちがプレッシャーを乗り越えて結果を出し、一皮むけて、去っていく。
合格が最大の喜びであり、そしてそれがあまりに唐突な別れの瞬間にもなる。学習塾という仕事のさみしい部分でもあり、うれしい部分。
次のステージで自分らしく生きていく皆と同じように、僕も「僕なりの全力」を尽くしていこうと思う。