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京都合宿15日目・2022年7月25日(月)

 おはようございます。びっくりです。
 今日は京都工芸繊維大学の資料館に行った後、二条のTOHOシネマで「刀剣乱舞花丸 月の巻」を見ます。

1.朝食

久々に登場したホテルのラウンジ食、今日のドリンクはオレンジジュースです。

 朝からPC仕事が入っていたので、朝食は部屋で取りました。

2.京都工芸繊維大学

 京都駅から地下鉄で松ヶ崎駅まで向かい、松ヶ崎駅から徒歩で約5分歩くと、京都工芸繊維大学に到着します。今日もお日様は元気にカンカン照りなので、たった5分の道のりでもこんがりグリルになりそうな気持ちで歩きました。

ちかちか光っていたこれ、何だろう
産学公連携(こういった連携は結構気になる)
突如として現れるおじさんの胸像(大学あるある)
新緑 やっと着きました
大学あるある② 謎のオブジェ
裏口でした

 間違えて裏口に出てしまったので、表に向かいます。

呉ではポスター展をやっているそうです。
今日見るのはこの展示と
この展示です。
オリジナルカレンダーも発売しているんですね(残念ながら今年の分は売り切れでした)
突如として目線の先に現れる虹色

3.美術工芸資料館

 満を持して表に到着しました。結構大きい。2019年3月時点で収蔵品数は54,000点だそうです(多い)。

看板が大きい

 まず見る展示は「Ex libris 愛書家たちのしるし」です。
 除湿機(コンプレッサ型の除湿機、品番確認し忘れました)の中の水が滴る音に夏を感じます。サーキュレーターは風力あげて換気がそんなに推奨されなくなってももうずっと置いててほしい、風あった方が涼しいから…(風も劣化の原因になるからだめですよ)。

 美術工芸資料館は、浅井忠氏の書票コレクションがかなりの数あるそう。

【そもそも書票ってなんやねんという話】
書票;蔵書票のこと。
主に図像のみ、あるいは図像と文字の組み合わせによって書物の持ち主を表現する小さな版画で、書物の拍子裏や扉に貼りつけて利用するもの。

展示キャプションより

 展示タイトルにもなっている「Ex libris」とは、ラテン語で「○○の蔵書から」という意味を持っているそうです。
 以下メモ書きです。

第1章「書票とは」
 縦書きの展示パネルの内、1枚だけ改行が極端に少ないものがあり、若干読むのに苦戦……。それ以外のパネルは文字も大きく、図もシンプルかつ読み取りやすかった。書票はあまりなじみがなかったので、一番最初に導入があって助かる。この資料館では、19C末~20Cの書票がコレクションされている。
 日本書票協会というものがあるらしい。
 紙資料なのに意外と照明が明るいのが意外。ルクス的には問題ないのかな。(こういう時に照度計を持ってガラス取り外して展示を見たいと思ってしまう)
第2章「物」(1Fホール)
 書票に使われたモチーフ(物)を、種類ごとに分類して展示。(色、植物と虫、動物、蔵書票まみれ、職業や趣味、人物、p.(同一作者コレクション)、風景やマーク、ユーモア)
 「蔵書票まみれ」は、3~5m*1mくらいの大きな机に隙間なくランダムに蔵書票が置いてある。「琴線に触れる一枚を探して」とのこと(お気に入り探すゲーム、それが何かよくわかっていなくてもできるので好きかもしれない)。
第3章「人」
 個人的に一番お気に入り。書斎の再現展示や、書票に記された楽譜、標語についても言及。楽譜のパートでは、譜面台の様に縦に伸びたポールにパネルが1枚取り付けられており、ポールの足元にわら半紙に印刷された楽譜が散らばっている。楽譜に紛れるようにキャプションがわら半紙に印刷されており、見落としそうになった。でもこの演出すごく好き。
 書票に記された標語を紹介するパートでは、「学習の無い人生は死です」(セネカ)「芸術は長く人生は短し」(ヒポクラテス)「書物は自己の運命をもつ」「紙葉の間の果実なり」「決して絶望することなかれ」(ホラティウス)「困難を経て学誉へ」(セネカ)が紹介されていた。うおー 刺さる

私のメモ帳
ちなみに第3章 人の楽譜のパートでは、設置されているQRコードを読み込むと展示されている書票に書かれている曲を実際に聞くことができます(これ面白い)

 ATG映画ポスター展は若干割愛します。
 流れだけざっくり。

第1章 ATGの設立と外国映画ポスター
 外国映画の吹き替え版や字幕版等、外国映画作品が日本で公開された際に使われたポスターを展示。檜垣紀六の作品が多い
第2章 前衛の集結~国内映画の製作~
 国内映画の萌芽期にあたる時代のポスターを展示。
第3章 若手の発掘と衰退
 ATGが若手映画監督の育成に力を入れた時代のポスターを展示。
参考:映画をめぐる言説空間
 『アート・シネマ』を見開きでおそらく100点以上展示。

メモ帳と収蔵品目録

 でもなんであんなに映画ポスターって赤!!マゼンタ!!シアン!!イエロー!!!みたいな刺激的な色合いのサイケデリックな感じのデザインが多いんだろう。個人的にお気に入りのポスターをリストアップしていたのですが、お気に入りの中の横尾忠則と小笠原正勝率が高くてびっくりしました。
 あと戦艦ポチョムキンのポスターがあってうれしかった。最後に「薔薇の葬列」をテレビで上映していたのが一番印象的だったかも…。

 年報や企画展図録、過去のカレンダー在庫などを無料配布しており、受付にいる方に「スミマセン…ここに書いてある無料配布資料全部下さい…」と恐る恐る言ったところ、快諾していただけて(ありがとうございます)7年分の年報と企画展図録12冊、過去のカレンダー5冊、ポストカード3枚を頂戴しました。
 後にも先にも「ここからここまで全部下さい」をしたのはこの回だけになると思います。ほぼ空っぽにして持って行ったリュックは総重量5キロになりました(ずっしり)。

 🐹「こんなにもらっていいんですか!?!?」
 受付の方「カレンダーは在庫だし、他はあなたみたいな学生さんに読んでもらうためだからね、もらってって~」(やさしい)
 🐹「ありがとうございます……;;」
(荷物を入れるのに苦戦)
 受付の方「荷物入る?大丈夫?」
 🐹「大丈夫です!!!!!!!紙なら10キロまで入ります!!!!!」(そういうことではない)

4.散歩・昼食

 リテラリー猛暑の中、昼食を食べるべく5キロの荷物を背負い10分歩きました(本当につらかった)。

「体力なき戦い」、良い
鴨川は涼しそうだけど私はもう溶けそう
なんか君、見覚えあるね…?

 昼食は中華料理の「よかっと」さん。めちゃくちゃおいしかった…。

点心(エビの半透明のやつとシュウマイ)
期間限定 冷やし担々麺
とうもろこしアイス

5.映画

 二条のTOHOシネマズに向かおうとしましたが、1時間強時間が空いてしまったので四条河原町の猫ちゃんに少しあってから行くことにします。

微妙に時間が空いてしまったのでまた猫ちゃんに会いに行きました(2日連続)

 TOHOシネマズに到着。

こんなところにいると思ってなかった枯山水

6.夕食

 お腹ぺこぺこだったので今日はちょっと増やしました。

山盛りのサラダで胃の容量をごまかしていく


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