京都合宿16日目・2022年7月26日(火)
おはようございます。今日も京都は夏です。毎日京都の夏から右ストレートを食らっていますが私は今日も元気です。
今日は、滞在先から一番近いミュージアムである「龍谷ミュージアム」にお邪魔します。堀川通りは西本願寺の正門がある場所なのですが、ザ・門前町という感じです。神社周りと違って商売っ気があまりないのが印象的。
受付・ロビーは地下1階。
地下1階は1階にかけての吹き抜けになっており、ロビーの解放感は今まで訪れた館の中でも5本の指に入ります。受付でチケットを購入し、3階の展示室までエレベーターで上がります(階段もある)。
「のぞいてみられぇ!」は英語で"Take a peek!"だそう。
2階にはシアタールームも併設されており、「ベゼクリク石窟の回廊壁画」の復元についてのムービーを見ることができました。龍谷大学は2003年から2005年にかけてNHKとの共同研究で、世界中に散逸してしまった壁画を復元するプロジェクトを行っていたそうです。画像合成技術で足りない部分を補完するほか、デジタルデータを組み合わせてできるだけ復元をしています。(ちなみにこの復元した壁画をほぼ実物大に再現しているコーナーがあります。画像は下記)
制作はNHKとアマゾンアルテナ社(こういう類のムービーは丹青社かNHKと相場が決まっている気がする)。ムービーが終わるとスクリーンが巻き上がり、奥のブラインドが上がって日光に目をぶっ刺されます。私はこれを予想しておらず、見事目をやられました。
階段でワンフロア降りた2階の展示室では、仏教の思想と文化を紹介しています。日本語、サンスクリット語などの複数の言語でお経を聞くことができました(再生用のボタンは綿棒で押す仕組みでした、これ結構画期的かもしれない)。タイのお坊さんの恰好を実際にマネキンで再現して展示してあったり。
個人的には、<アジアの仏教>というコーナーで「互いに尊敬しあう事やお互いの思想を聴聞しあう事、そしてお互いに言葉の自制が必要」という紹介が為されていて、「これって完全に”dialogue(対話)”やんけ……」とキリスト教の大学の学生並感になっていました。
題名は2か国語表記ですが、基本的にキャプションはすべて日本語表記で多言語音声ガイド等もないので、観光客向けではないかも……。
ミュージアムには、「ほっとすてーしょん」という施設が併設されていました(建物自体は一緒ですが、ミュージアム自体は一度出る必要があります)。
休憩スペースのほかに、龍谷ミュージアムの設立経緯に関する新聞記事の切り抜きを展示してあったり、図録バックナンバーを実際に手に取ってみることができるコーナーが併設されていました。
ミュージアムからは出てホテルまで歩きます。ちょうど13時くらいだったので、気温もピークでとにかく暑い……。
直射日光の下を10分ほど歩いただけだったと思ったのですが、予想以上に体力を削られてしまったようで、ホテルに変えるや否やベッドに倒れこんで爆睡してしまい夕方に…。お昼ご飯も食べずに寝てしまったので、カロリー不足の状態で起床して京都駅の地下のうどん屋さん(杵屋)でお腹いっぱいご飯を食べて帰って即寝ました。健康健康。