ちきりん

【オン読】17.02月:マーケットとは?

自分のプロジェクトのひとつにNIPPON YOUTH STUDIOっていう、メディアがありまして、そこは大学生ライターチームが運営から執筆まで、自分たちで試行錯誤しながら企画してくれているとこなんです。で、学生のみんなのスキルアップを、上から教えるみたいな形ではなく併走しながら考えたいなと思って、ある「問い」とある「ヒントの書」を託して、1か月後に一緒に議論しようってことを開始してみたんです。そしたら、ここのプロジェクトマネージャーをやっていることもあって、関係するほかの学生共同プロジェクトの学生さんから「それ私たちにも教えてほしい!」と言われたんで

全部オープンにしてやってみる実験をやってみようと思います笑
名付けて「オン読」。オンライン読書会ってことで。

いろんな意見とか、感想とか、考えが集っていったら、閉じて考えるよりいろんな発見があって、結局みんなにいいことがあるのではと思い。なので、もしよかったら大学生の方で興味がある方は、是非トライしてもらえれば!と思います。


2月の問い:

今回のライターたちのお悩みは、自分らしさとウケることの両立。要するに、「自分たちの媒体じゃないと書けないものはなにか」をぐーっと寄って考えまくって考えまくって、いろいろ試行錯誤していたわけです。ただ、ともするとそれって、まるでジャングルの奥の奥のまだ誰も食べたことのない珍味を探しに行くような、どこのメディアもまだ取り上げていないネタを探しにいくようなもので、でもお客さんはフツーにレタスが食べたいだけだったりする。大事なのは珍味もたまに出すのはいいんだけど、何の変哲もないレタスを、「レタスを食べたい」というニーズを満たしつつも「こんな調理法は初めて!」と思わせる、ひねり方だったりします。それをこそ”編集”と呼ぶんだけど、それよりなによりまずちゃんと「レタスを食べたがってんだな」という、ニーズの真ん中を把握する必要があるわけです。世の中の真ん中をちゃんとわかってる状態。それがないと結局、珍味も「珍味だ」として、真ん中との距離においての意味付けを理解して出すこともできないし。レタスが何かをちゃんと把握する思考こそ、【マーケティング】というわけです。というわけで。

2月の問いは
自分のチームの企画は「だれにどんな価値のある企画」なのか/になるべきかちきりん著「マーケット感覚を身につけよう」を読んで、考えてみましょう。

さてさてどんな議論になるか…
学生のみなさんに対しては、ここにコメントをいただければなるべく返すようにしますので、いろんな意見と議論できればと思います。で、肝心のユースタライターたちとの議論の行く末については2月後半のどこかでまたシェアしますです。よろしくお願いいたします!

↓↓↓(2017.03.02更新)
議論を経て、こちらにまとめました!

サポートありがとうございます! 今後の記事への要望や「こんなの書いて!」などあればコメント欄で教えていただけると幸いです!