【オン読】17.02月のまとめ
先月から始めたオンライン読書会「オン読」。案外盛り上がって面白いかもしれないですこれ。自分の手を離れてコメントした人同士が勝手にやりとりしてくれたらもっとよくなりそう。その段階目指して、2月の問い本【マーケット感覚を身につけよう】の回のまとめをしてみます。
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価値は相場が分からないと、わからん
自分たちが生み出すものが、「誰にとってどんな意味や価値をおびた存在なのか」を、分かる人になるとめっちゃ生きやすくなるぞ。これがこの本でちきりんさんが言いたいトドのつまり。価値は全て相対的なもので、受け取る側が何を感じるかで決まる。だからこそ、何を創るか以上に、「いつどこで誰に見せたら一番、労力が減り実入りが増えるか」を常に意識して、それが上手な人になるとええで、ってことです。
これ、言い換えると、相場観のようなものだと思ってます。日本のJKとジャングルの原住民とじゃ、iPhone7の価値は変わるわけだけど、それがどう違ってそれぞれどんな意味で受け止められるかを知っているってことは、要するに、「日本のJKあるある」が分かってるってことだと思うんです。
「関西の人はなんでもオチつけたがる」
「イマドキの学生はインスタ映えが大事」
「ブロッコリーは緑がキレイだからお母さんが子供に食べれてほしい野菜」
こういうことを分かってるってことは、○○界隈での”相場観”が分かってるってことですよね。相場ってマーケットともいえるしね。で、その相場が分かった上で、乗っかったり、ひねって裏をかくことで、価値を創るわけです。何が鉄板ネタで、何がオワコンで、何がサプライズになって、何が嫌悪なのか。すべては真ん中の相場が分かってないと気づけない。アイデアやプランは思いつくときよりも選ぶときの方が大変だ、というのは至言ですが、選ぶ人は相場が分かってないと、「何をもって価値があるとするか」がわからないってことっす。
相場に体をさらさないと、相場はわからない。
それってどうやったら分かるようになるのか。ここですよねポイントは。
いろんな方法があると思います。ユースタの学生さんが面白いことを言ってて、「愛知から引っ越して静岡県民になったけど、最初が一番違和感があって、静岡の人ってこういう感じかあ」って思ったというんです。これ、とても大事だと思っていて、
・自分の体を相場に投じる。Leg Workを惜しまない
・その時の「最初の違和感」を取りこぼさないで言語化しておく
・その違和感を、相場の「いつも」なのか「異常値」なのか計る
ということだなと思ったんです。人は「知らない状態」には二度と戻れないんです。だから最初に感じる違和感ってものすごい重要。「知らない状態」を大事にするという意味でなるべく情報を入れない!っていうスタイルの人もいるけど、それは一流のThinker以外はやけどするやり方だと思うので、「知ってもいいけど、最初に違和感を絶対に逃すな」ってことだと僕は思ってます。
”相場”とはどこかっていうと、いろいろですよね。
街を歩く
その界隈の人に会って話を聞く
雑誌を読む
本屋をうろついてタイトルの言葉をザッピングする
ネットサーフィンする
関連するジャンルの本を読み漁る
などなど、自分の色眼鏡を外して、異世界の価値観の洪水にあーれーって身を投じる感じが最高です。僕は個人的には本屋うろうろがオススメで、いろんな「界隈の相場」を縮図的にまとめてくれているので、Amazonには代替できない一覧性が最高です。
そんなわけで、「価値に気づけるかどうか」については、議論尽きないけどそんな感じで!第二回は一気に具体的な本にしましたけど、冒頭に出てくる「チャップリンのステッキ」の話でつながってくると思います。具体的に「気づく」ためにどう過ごしたらいいのか論です。良かったらまた参加してください!
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