ブルベとイエベについて考えたこと vol.1
男子のみなさん、ブルベとイエベがあるのを知っていますか?僕(男子)はこの会社でバーチャルメイクの開発に携わり、メイク関連の知識を得るまでまったく知りませんでした。
いつもはメイク関連のニュースを発信しているmahouzineですが、新しい年度、季節を迎えるにあたって、4月からはちょっと志向を変えつつ発信していきます。
このテーマで4回に分けて記事を書こうと思っているので、今の段階では敢えて詳しく調べてないのですが、肌には色タイプが合って、そのタイプ(パーソナルカラー)によって似合う服の色やお化粧の色が変わってくる、その分類名として登場するのが「ブルベ」と「イエベ」、というのが今の自分の理解です。
パーソナルカラーは、大きく分けてブルーベースとイエローベースに分類さます。青色と黄色。それを短くしたのが、ブルベとイエベという呼び方です。
SNSなどでは「あなたのパーソナルカラーは?」のような感じで使われます。さらに細分化されたカテゴリもあります。これは季節名で分類されるのですが、その話は触れる機会があればまた後日。
「これ似合う?」という自分の中の物差し
そもそも、ある色や服が似合う理由を客観的な言葉で自分は説明できるのだろうか。でも僕も服を買う時に狭い試着室や店内の柱の鏡の前に立って「この服は似合っているのか?」と考えます。その時に頭の中で確認しているのはどういう物差しなんだろう。
今ぱっと思いついたのがこの3つでした。
シュッとして見える度
いつかどこかで見たような気がするクールな人に似てる度
年相応に見える度(子供っぽすぎないとか)
自分の中の物差しが信用できない
そして次に来るのは「これ本当に似合っているのかな?」という自問です。その服を手にとったということは、その時点では間違いなくその服に対して好意や興味を持っています。
もうひとりの自分が問いかけます。
同じような服がタンスに眠ってるような、結局着ないのでは?
この色やデザインはさすがに若作りしすぎなのでは?
ストレスからの消費行動なのでは?
いやー、今洋服にお金使ってる場合じゃないでしょ(問いではない)
さすがに自分だけあって痛いところを突いてきます。鋭い質問ばかりです。
パーソナルカラーが助けてくれる(色に関しては)
ちょっと話が消費の方に流れてしまいましたが、世の中には「これほしい」という気持ち以上に「これは似合うのか?」ということが気になる人がたくさんいます。性別に限らず思春期の自分を思い出すとほとんどの人が心当たりがあるはずです。
そもそも「似合う」という言葉自体が「他人からよい評価をされる」という意味合いが50%くらいは入っています(自分の体感的に)。もちろん自分の価値観を満足させるためだけに自分の好きなものや色を身につける人もいます。逆に「似合う?」を考える時間がもったいなくて毎日同じ服を着る人もいます。まあどれでも好きにすればいいのかなと思います。
そう、「これは似合うのか?」ということが気になる人を助けてくれる物差しとしてパーソナルカラー(ブルベ or イエベ)が重用されるようになっているのです。パーソナルカラー診断は質問に答える形のものが多く、自分が知る限りでは肌の色を機械で計測して判断するようなものではありません。
なので自分が主観的に回答した診断結果自体もそこまで厳格なものでもないでしょうし、そこから出てくる「だからこれが似合いますよ」というアドバイスもみんながみんな普遍的な物差しとして信じてるわけではないと思います。
ただ、この物差しはすごく浸透していて、メジャーなコスメ会社でもこの物差しに言及していない会社はたぶんありません。そのくらい多くの人に望まれて使われている物差しなのです。
(続く)
写真は自分で撮影したものですが、本文とは関係ありません
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?