[連載小説]ギルティア王国大戦記 第38話
8月6日・南大西洋ブロック
ワイスはノームとの一騎討ちに臨んだ。
戦いの中で、拠点にユーザイ兵発生装置があると突き止めたワイスは、これを破壊した。
おかげでロートは終わりの見えない戦いから解放された。
最後にワイスがノームに止めを刺し、このブロックは解放された。
ロートたちが次のブロックに進もうとしたとき、貴斗からSOSが入った。
「優駿すぐ帰ってきてくれ!アイリスが、アイリスが…。」
優駿は日本に帰り、シロガネだけが北太平洋ブロックへ向かった。
8月7日・北太平洋ブロック
大地・篤司・寛騎の元にシロガネが合流した。
寛騎は優駿がいないことを危惧したが、大地は強がって言った。
「優駿一人いないくらいどうということはない。むしろ俺一人でもいいくらいだからな。」
今はやるしかないと、寛騎は迷いを振り切った。
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