[連載小説]行こう、ギルティア王国!
8月1日
高校1年生男子・シュンは、夏休みを満喫していた。
最初の一週間で宿題を全て終わらせたシュンは、暇を持て余しコンビニに立ち寄った。
すると男女に絡まれた。
女子は高校2年生・アイ。
シュンとは中学時代から交流のある、いわゆるガールフレンドだ。
アイはシュンとのデートをすっぽかされたと怒っていた。
男子は同じく高校2年生・タカ。
シュンとタカは特撮ヒーローものの熱心なファンで、共通の趣味がきっかけで仲良くなった。
タカはシュンと遊ぶ約束をすっぽかされたと怒っていた。
シュンはアイとタカをなだめた。
アイとのデートは翌日、タカと遊ぶ約束は翌々日の予定だった。
もともと犬猿の仲だったアイとタカがふとしたことからケンカし始めた頃、シュンは不思議な声を聞いた。
その声は助けを求める声だと、シュンは直感した。
そして声の聞こえる方へ、シュンは走り出した。
シュンと、その後に続いたアイとタカは、声のする先で、光に包まれた。
次の瞬間、目の前には見慣れない光景が広がっていた。
三人は異世界に迷いこんだと理解した。
異世界の住人は、シュンに訴えた。
「お願いします。僕らの世界をギルティア王国から助けて下さい。」
シュンは自らの成すべきことを理解したが、アイとタカは不安でいっぱいだった。
なんて内容の小説を考えたと友人に話したら、