“好き“な気持ちを大事にする
石屋さんを始めた時
あるお客様から
「こんな石が欲しいです」
とご要望をいただき
頑張って仕入れたことがありました
始めたばかりのころ
高い仕入れ値のものを仕入れる時
私はいつもドキドキしていました
売れなかったらどうしよう・・・
そう考えていつも怖くなっていたんですね
ちょっと高いその石を
えいっと仕入れてお客様にお見せしたところ
そのお客様のお眼鏡にはかなわず
結果的にその子はお嫁に行きませんでした
その時私は
「え、まじ!買わないの?!」
という気持ちになりました
そういう気持ちになったとき
「あなたのために」
という気持ちで何かをするのは
もうやめよう
そう思いました
「あなたのためだから」
という見返りを前提に何かをすると
それがかなわなかったとき
相手を恨む気持ちが出てきてしまいます
これってめっちゃ怖いことだ~
ってその時思ったんです
お客様には
好きなものを買ってほしい
好きじゃないものを
無理に買う必要なんてないんです
一ミリも
だから私が
「買ってくれよお~~~」
っていう怨念みたいなもをもって相手に接したら
めっちゃ嫌だと思うんですよね(たとえが酷くてすいません)
たぶんお客様は
その匂いを感じたんだと思います
だから私はその日以来
たとえお客様からお願いされて仕入れをするときでも
絶対に
「私がかわいいと思う子」
を仕入れることにしました
そしたら
「嫁に行こうが行くまいがどっちでもいい」
っていう状態になるんですよね(笑)
そうすると
自分の家にいる子たちがみんな可愛くて
家にいてくれるだけで私も癒されるし
嫁に行くときも
「よかったな~お前~~~うふふ~~~」
って思えるんです。
石屋さんをやっている方には
この気持ちは共感してもらえるかも??
なんて思ったので書いてみました。
いつも読んでくださる皆さん
本当にありがとうございます!
すべての石屋さんが幸せでありますように♪