動かなかった一年なんて無かったけれど
今年はとにかく動いた。
物理的な話ではない。実際外にはあまり出なかったし、県外に一度しか行っていない。新幹線にも高速バスにも乗っていない。
ありとあらゆる予定が消滅し、人と直接会う機会も失われた。それでも、今年を振り返った時、これまで以上に動いた一年になったことは間違いない。
自分がオンラインで何かを企画し、それに協力してくれる人がいた。そういった状況が整ったおかげで、昨年よりも多種多様な行動を取ることが出来た。仮に何も制限が無ければ、普通に日常を楽しめたのかもしれない。それでも、普通の日常で起きるはずだった出来事と同じくらい意義のあるものだと信じたい。
まず、インタビュー記事を書き始めたのは大きい。「アマチュア大喜利プレイヤー列伝」と題して、大喜利界隈の人に話を聴き、それを自分なりにまとめて文章にした。反響も大きく、「読んでます」という声を何度ももらった。協力して頂いたゴハさん、虎猫さん、羊狩りさん、FANさんには感謝しかない。欲を言えば、もっと記事の知名度を上げたい。界隈の人たちが、「最新記事アップされたからすぐ読まなきゃ」となるのが理想。知名度を上げて、インタビューした人の「○○さんの大喜利が面白い」といった発言が、当の本人に必ず届くようにしたい。そのためにも、このシリーズは、来年も続けていきたいと思っている。
インタビュー第1号のゴハさんとは「第3のアウトプット」というポッドキャストも始めた。YouTube等で音声プログラムを発信している人は界隈に数人いたが、Spotify等で聴ける番組をやっている人はいないという理由で配信開始。月に一度、それぞれが面白いと思ったものを3つずつ紹介するこの番組は、大喜利、Twitterに続く3番目のアウトプットの場を目指し、良い番組になるよう毎月精進している。12月現在、第2回まで配信中なので、良かったら是非聴いてください。
みくもさんと戯念さんが考案、開発した、大喜利に特化したスプレッドシートの導入で、Discordで通話しながら、自宅にいながら生大喜利と同じような感覚で大喜利を楽しめるようになった。使い方を覚え、日程を決めて、お題を用意すれば、誰がどんな時間帯でも大喜利会を開けるようになった。シンプルにお題に向き合う会もあれば、趣向を凝らした会も生まれた。
自分も、これまで広島を中心に様々な場所で開いてきた大喜利会「ナカノAtoZ」を、オンラインで行った。3~4人で同じ動画を観ている体の演技をするという、Discordならではの企画を試すことが出来た。この会も、実現できそうな企画が溜まったら、来年に開催しようと思っている。
大喜利に関係ない個人的な話をすると、Netflixに加入し、映画館によく行くようになった。映画を月に何本も観ていたのは大学の時以来だ。劇場で観た作品で良かったのは「ソワレ」「ブックスマート 卒業前夜のパーティデビュー」、Netflixで観て良かったのは「勝手にふるえてろ」「パシフィック・リム アップライジング」。
radikoプレミアムにも加入した。住んでいる地域では聴けない番組を聴くようになった。そういう風に、かなりいろんなものに触れる機会が増えたので、せっかくなので全部Excelに記録することにした。聴いた音楽、読んだ本、観たテレビ、聴いたラジオ、観たYouTubeの動画、聴いたポッドキャスト、その他いろいろ。実は今年の頭にnoteで触れたものを全部感想付きで記録していたが、1ヶ月で疲れてやめたので、その経験を活かし、触れた日とタイトルだけ記録している(テレビとラジオは概要も書いているので、振り返った時にどんな回だったかわかる)。前述のポッドキャストは、この記録の延長線上にある。
来年も、大喜利をする、自分主導で企画を発信する、本を読む、映画を観る、ラジオを聴く。2020年に積み上げてきたものに、自分なりの装飾を施す。意地でも無事でいる。
最後に2点。昨年の11月から通い始めた事業所に、紆余曲折を経て、最近ようやく毎日フルタイム(5時間)で通えるようになった。わずかだが工賃がもらえるので、環境に負けずに日々出勤したい。
そして、年が明けたら、noteのアカウントを新しく作り直す予定。書評、エッセイ、インタビューなど、やることは変わらないと思うが、新たな気持ちで更新していきたい。ちなみに、今までの記事は残すつもり。