大喜利の世界に飛び込んだ

2016年6月25日、初めて私は大喜利を体験した。
ラジオ番組の大喜利コーナーへの投稿は経験していたが、出されたお題に自分なりの面白いと思う答えをフリップに書き、読み上げる形の大喜利は初めてだった。

テレビ番組やお笑いライブの企画で行われることの多い大喜利を、プロの芸人さんじゃなくても楽しんでいる人がいるということを、ゴハさんという方のTwitter(@goha5800jp)で知った。

ゴハさんは、主に誰でも参加できる大喜利の会「ホシノ企画」を主催していて、不定期で大喜利を楽しむための様々な企画を行っている。その会には、毎回関西の大喜利を趣味としている人たちが参加している。

ゴハさんのTwitterは、元々「面白いツイートをするお笑い好きの人」という理由でフォローした。ツイートを日々見ていくうちに、「どうやら一般人で大喜利を趣味としてる人がいるらしい」「何だったらアマチュア大喜利の大会もあって、勝った負けたで盛り上がっているらしい」ということを知る。

大喜利という時には娯楽、時には競技となる文化は知っていたが、アマチュアで楽しんでいる人がそれなりの人数いることは全く知らなかった。ましてや、競い合う場があることなど想像もつかなかった。最初にアマチュア大喜利の文化を知った時は「自分には関係のない世界だ」と思っていた。

ホシノ企画に参加しようと思ったきっかけは、今となってははっきりと覚えていない。ただ、体調の問題でIT企業の内定を辞退し、日々やることも無く途方にくれていたので、何か楽しいものにすがりたいと思っていた。そんな時、自分の「大喜利をやってみたい」とゴハさんの「ホシノ企画をやります」のタイミングが合致した。「参加するしかない」と思った。広島に住んでいるけど。

知らない人だらけの場で、即興で考えたものを提示するという行為は、今考えると非常にハードルが高い。うまくその場で立ち振る舞えるのか?不安は大きかったが、思い切って飛び込んでいった。

結論から言うと、初参加の大喜利会はとても楽しかった。いろんな人の大喜利のスタイルが見れて、様々な企画を体験出来て、何より、自分の回答でそれなりに笑いが起きた。そこでウケてなかったら、ここまで大喜利にのめり込むことは無かったと思っている。

その会をきっかけに、関西の他に関東、九州、東北など、全国各地で行われているアマチュア大喜利の大会にも出場した。優勝の経験こそないが、勝った負けた、ウケたウケなかったを繰り返し、その瞬間を自分の糧にして、楽しみながら大喜利に取り組んでいる。

せっかく足を踏み入れた世界に、少しでも貢献出来たら。


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