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ずっと知ってる【大アルカナⅢ 女帝】
みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?
ママは20代前半の時から知っています。
その後、紆余曲折、小説を書けるほどのデンジャラスな20年。
Mahouの鑑定料を握りしめて、着のみ着のまま、逃げてきて、Mahouが鑑定料をもらわず逆に2万円を手渡し、実家へ帰らせた事もありました。
そんな彼女が、ようやく安心して暮らせる男性と知り合え、妊娠。
幸せを噛み締めた途端、産まれた子は、障害を持っていました。
生死の境を何度も乗り越え、その子が先日無事に七五三を迎え、
可愛く着飾った記念写真を、その日にスマホに送ってくれました。
それくらい、生き永らえたのが奇跡でした。
お嬢さんは「初めまして」と言ってくれましたが、
Mahouはずっと知っています。
障害者手帳はずっと持って生きていきますし、
定期的検診は一生続きますが、すこぶる元気です。
![](https://assets.st-note.com/img/1671715397862-EsSwyhWyNg.jpg?width=1200)
心から
『産まれてきてくれて、ありがとう』と言えます。
Mahou個人的には、あまり好きではない言葉です。
一時期乱用されて流行っていた言葉です。
自分よりも10歳以上年下の子に言われても、おへその曲がったMahouは
鼻で笑ってしまった言葉です。
自分自身が、孫がいてもおかしくない年代になって、嫌っていた言葉が
すんなり言えるようになりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1671791512808-P4TuZS5ctY.jpg?width=1200)
本当の人類愛を感じるのは、特に女性は閉経後なのかもしれません。
この言葉が言えるようになった良かったと思います。
(Mahouはまだまだ更年期真っ最中ですが)
人懐っこいスキルを持って産まれてきたお嬢さんは、Mahouの身体に
ピッタリくっ付きます。
Mahouも、子育て経験をしていたおかげで、当たり前のように抱きしめ、
頬や髪にキスをします。
帰りたくないと、駄々をこねながらも
熱いハグをして、ママと手を繋いで帰って行きました。
ママは、ずっと泣いていました。
Mahouさんが抱きしめる自分の娘を見ながら『ずるい』と言いながら(笑)
幸せな鑑定でした。
占い師冥利に尽きます。
大きな意味で、愛し合う関係性を、大切にして生きていきたいと
改めて思えた良き日でした。
タロットMahou