ヒトガタ【大アルカナⅩⅤ悪魔】
みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか？
先日、出張鑑定に都内某所へ参りました。
何度も伺っているお宅なので勝手は知っております。
自宅に着くなり、
『おや？』と思い、その方向を見ながらも
「ささ、Mahouさん、中へどうぞ〜」と声をかけられ
そのままご自宅の中に入り、鑑定が始まりました。
数時間たち、鑑定が一区切りをして
お茶タイムになったところで、Mahouが切り出します。
出張鑑定の良いところは
お客様宅に伺うことで、土地がらみや、家に関する目に見えないものたちの
息遣いを感じる事ができて、より一層具体的なアドバイスがしやすくなるところです。
『あの、駐車場に干してあるウエットスーツは誰のもの？』
とMahouが質問をしました。
そのお家の長男が、サーフィンを趣味でしていて、干している。とのことでした。
が？
そんな質問をMahouがするものですから
長年のお付き合いのお客様は「ぴん！」とくる訳です。
「あのウエットスーツがダメですか？」
そのお宅の長男がサーフィンをしているといことは
昔からMahouも知っているのです。
とはいえ干されているウエットスーツは５体以上。
しかも、ウエットスーツは、『立体裁断』になっているため
干していても『人型』に膨らみがあり、
まるで人間がそのまま5人並んで干されているように一見見えるのです。
『多分、あのウエットスーツの中に、怪しげなものがあると思う。
だから、乾いたら畳んで、部屋の中などにしまった方が良いと思う』
そう言うと、もうあのままの状態で数年経っているというのです。
５体あるのも、長男のスーツは１つのみで、あとは友人のものだとか？
数年？確かに以前も伺った時にあったような記憶が蘇りました。
『以前は気にならなかったのに、今日気になると言うことは
明らかに何かが、あのスーツの中に入っているんだと思う』とMahou。
そう、相談者のお宅に着いた時に『おや？』と感じたのは
『誰かの視線』だったのです。
家の敷地内で「良い気の流れ」を作る為には、ああ言った姿のものが
ずっと放置しているのは好ましくなく、
ましてはカカシにも似た立体人型で、普通に夜見たらギョッとします。
早めに撤去してくださいね。
そうお願いをしました。
数年放置したウエットスーツは本人たちのサイズも変わり、着ることはないとの事、なおさら処分をお願いしました。
聞いた家の主たちは、もう大パニック（笑）
キャーキャー！とテンパってますが
「確かに私たち住んでいる家族でも、夜みるとなんか怖いんですよ」と言うのです。
『住んでいる人たちが、怖いんですから、ご自身でわかっている証拠ですよ〜』と
ご本人たちの『直感、感覚』があっているのだと体感して頂きました。
人形（にんぎょう、ヒトガタ）、人のかたちをなすものは、やはり何かの意識が入りやすいと経験上Mahouは思います。
赤ちゃんの頃から大切にしているぬいぐるみは、あなたを守ります。
と同時に、ぞんざいに扱えば悲しみます。
悲しみの先に、適切に破棄していただけば、それはモノに返りますが
そのまま捨てずに放っておくと、予想外なものに成長したりもします。
あなたの押し入れの奥底に、ヒトガタの存在は隠れていませんか？
タロットMahou