行方不明①
みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?
【60歳 女性 バツイチ】
(Mahouの物語はフィクションです)
20年近く鑑定をさせて頂いている会社社長の久しぶりの再会。
相変わらずパワフルです。
そんな彼女の今回の相談事は、、、
ママ友として付き合っていた女性がいました。
子どもが40歳になりますから、もう35年くらいの付き合いです。
それぞれが引っ越しても、付き合いが続いていました。
そんなママ友が
コロナ前に一緒に旅行に行ってから、全く連絡が取れなくなったと言うのです。
長い付き合いですので
ママ友がそれなりに忙しく大変な環境にいると言うことは
相談者も知っていたので
追い打ちをかけるような、頻繁な連絡の取り方はしませんでしたが
とは言っても、メールも留守電も返答がないのは、いささかおかしい、と
思ったのは、最後にあった旅行から1年くらい経った後でした。
ちょうどコロナが流行り始めて1年。高齢の自分達の年齢もありますから
妙な胸騒ぎがしました。
携帯電話を鳴らすと、呼び出し音はなるんです。
もちろん、留守電にメッセージは残します。
でも、返信はない。
この数十年、連絡方法が携帯電話のみでしたが
意を結した相談者は、自宅に電話をしました。
「おかけになった電話番号は、現在使われておりません」
虚しく繰り返す、アナウンスの声。
血の気が引きました。
ご主人もいますので、一体どう言うことか?と想像が暴走します。
ママ友よりも15歳年上のご主人。80歳前後のはずです。
どちらかがどうなのか?または2人ともなのか?
ある程度の覚悟をしましたが、最悪の結果だったとしても
せめて状況を知りたい、と彼女は強く願います。
まだです。
鑑定はまだです。
さらに彼女は意を結しました。
ママ友のご主人は、都内某所で医院を開業していたのです。
自分の子どもと仲良くしていたママ友のお子さんも医者になりました。
相談者は、パソコンを開き、ママ友のご主人が開業しているはずである医院名を
神に祈るような心で、検索しました。
ヒットしました。
HPを見ると、確かに面影のある、ご主人とお子さんの顔写真。
医院の開業時間まで待ち、HPに記載されている電話番号へ、電話しました。
数回のコール音の後、「はい、◯◯医院です」と返答がありました。
「▲▲と申しますが、□□先生(お子さんのお医者様)はいらっしゃいますか?」
そう彼女が聞くと
「はい、私が□□です。」との返答。
「□□くん?▲▲のおばちゃんよ。☆☆(子ども同士友人)のママよ」
「ああ!▲▲さん!」
と話が進みました。
パワフルな彼女、電話口で済む訳がありません。
2日後に会う約束をすぐさま取り付け、都内某所へ勇んで息子さんに会いに
行きました。
どんな話が待ち受けているのでしょうか?
タロットMahou