直系【蝶から始まる因縁③】
みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?
Mahouの実体験シリーズです。
Googleの航空写真で、亡き実父の実家のお墓の場所に当たりをつけました。
とはいえ、何の証拠もありません。
『墓石らしくみえる』だけで、(この話自体は5年前以上)
今ほど明確に写真が見えていたわけでもありません。
ひと区切りをついたところで、
『もし本当に先日現れたのが蝶が、父の実家の先祖からのメッセージだとしら?』と、言う仮定で、実母と話を進めました。
「今更何の用だ?」と母の憎し思いは再熱。ぶりぶり文句を言い始めます。
(通常運行)
しかし、確かに今更なんでしょう?
親戚付き合いがなかったのは、今に始まったことでもありません。
なかなか理由も腑に落ちないまま
『あの実家には、今は誰が住んでいるのか?』と聞くと
「〇〇だと思う」と母が答えます。
Mahouが唯一記憶にある父方の叔父です。叔父といっても正確には従兄弟。
9人兄弟の末っ子の父は、長男と一回り以上も違うので、父と甥の年齢が近かったそうです。
『〇〇は、結婚してるんだっけ?』とMahou
「あんなヤツ、結婚できるわけない、ちゃんと仕事すらしてないからね」
つまり実家の商店を引き継いで、細々と営んでいる様子だと推測します。
いわゆる田舎の、タバコ、卵、軍手が置いてある様な、昔の何でも屋さんです。
そんな会話をしていて、『!』おや?と気が付きました。
父は9人兄弟の末っ子。
何人か男兄弟はいますが、女兄妹の方が多かった記憶があります。
『〇〇以外で苗字を名乗り続けている男の跡取りはいるんだっけ?』
!!!!!!
ここで、実母と2人で気が付きました。
いとこの〇〇は結婚していません。
他の父の男兄弟は、結婚をし子供もいますが、全員女子で嫁いでいました。
つまり、末っ子の亡き父、我が家が、直系の跡取りとなります。
苗字を継いでいる男子は、Mahouの兄とその息子。
(Mahouも出戻りだからマホ息子は、実家の苗字だけれども)
『理由はこれじゃない?跡取りがいなくなるから、蝶が飛んできたんじゃない?』
真実はいかに?
証拠は何もなく、思い込み推測でしかありませんが、何だか腑に落ちます。
その日は、そのまま帰宅し、某姐さんに事の流れを説明しました。
『それにしても、なんで蝶が私に飛んできたんだろう?』
某姐さんは、事もなさげに気軽に言います。
「そりゃ、まほりんに伝える方が確実だと思ったんでしょうよ。(笑)」
確かに?
兄にもメッセージが行ったのだとは思いますが、普通は気がつきませんよね?
亡き父が夢枕に立った所で、ここまで推測できるかどうか?
さて?どうするか?
某姐さんにダウンジングで読んでもらいます。
「お墓参りに行った方がいいよ。本当はお母さんが行く方がいいと思うけど」
それはかなりの難所だ。50年踏み入れない実母にとっては、あの地域は忌地。
後期高齢者の母を連れて行くMahouの重労働ったら、想像しただけで卒倒できるレベル。
とは言っても、ここまで符合してくると、
『もしかしたら連れて行った方が良いのかも?』と弱気にもなります。
お墓参りに行くとしても、リアルのMahouのスケジュール調整。
Mahouから見る日取り、方角など、調べることがそれなりにあります。
その間に電話で実母へ、ここまでの流れも伝えます。
『恐らく、跡取りのマホ兄家族へ、先祖の道筋をつけるためのお墓参りが
必要なんだと思う』
Mahou同様に、兄も一度も足を踏み入れたことがないであろう墓所。
兄も母と同じく、父の実家への感情は穏やかではないのも事実。
余計に、父方先祖からのメッセージも受け取りにくかろうと、推測できます。
『やだなー』と言う感情と『やるしかない』と言う感情が入り乱れますが
しっかりここでやらないと、兄の子ども(甥っ子)にまで影響があるかもしれないと想像すれば、感情は冷静になります。
母は言います。
「行きたい気持ちがあるけれど、やっぱり許せないから行かない」
それでいいと思います。憎しみをお墓にぶつけても何も良いことがありません。
2週間後、Mahouは1人で記憶にもない、父の実家墓所に向かいました。
続きます。
タロットMahou
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