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美しく断る②【大アルカナⅣ 皇帝】
みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?
昨日のブログの続き。
鑑定中のかかってきた一本の電話。凛としてはっきりと断る社長の姿が勉強になりました。
内容や規模は違えども、みなさんもよく経験していることではないでしょうか?
例えば、MahouもよくSNSのダイレクトメッセージで質問をされることがあります。自分の中のモットーとして、占いを学びたい方には、『一度は返信をする』ことを決めておりますが、『それ以上のやり取りはしない』と言うことも決めています。
特にMahouのような仕事は『会話』が仕事自体になりますので、どこからが仕事で、どこからがサービスで、どこからがプライベートなのか?がわかりにくい。
いえわかりにくいのではなく、『わからない』と言った方が正確でしょうか?
ですので、上記のようなルールを自分の中に決めています。
質問内容も、人によって様々。どこまでが無料でどこからが有料なのか?と言う質問内容の違いは見出せられません。
「ちょっと教えて欲しい」「ちょっと聞いただけ」と質問する側が思っているのは
こちらも重々承知、とはいえプロですから簡単に答えたり断ったりもできないのです。
Mahouはキャラが立っていますので(笑)比較的断りやすい性格ですが、
心優しい友人は断れず、自分が培ったきて人脈やアイデアを盗まれっぱなし。
「〇〇さんには迷惑をかけないので、取引先を教えてください」と言われたこともありったそうです。
この文章自体がおかしくて、迷惑かどうか?は取引先が判断することなので、このセリフを言った人にはどうにもできないはずなんですよね。
本当に紹介して欲しいのであれば、友人を通して、コンタクトを取ってもらうべきで、それには友人の時間も気も使うわけですからそれなりの対価が必要です。
「紹介料」とはそもそもそう言ったものです。
それを飛び越えて紹介してもらおう、教えてもらおう、と言うのが礼儀ができていないのだと、文章的には書けるのです。
でも、当人はそこまで悪いことをしているつもりがないのが、難しいところ。
つまり自分の身を守る、強いてはその先の人脈を守るために「わからない人」には
はっきりと断るスキルが必要なのだと、改めて思いました。
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長年生きていると「これくらい知っていて当然」と言うケースが多く存在しますが、そもそも「これくらい知っていて当然」が存在しないことに気がつくのも必然です。
礼儀を重んじ、美しく断る、そんなスキルを高めていきましょう。
逆恨みを恐れる事勿れ、真っ当に生きている人の信念は強いのですから。
タロットMahou