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鏡よ鏡①(2025.1)
みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?
【40代女性 既婚 子持ち 会社員】
Mahouがまだ千葉県の柏市にオフィスを設けていた時からのお客様。
彼女の結婚式も参列をしました。
(余談ですが、もちろん知り合いは誰もいない結婚式の参列。それ自体は問題はないのですが、話す人がいないからこそ、結婚するまでのあんなことやこんなことを知っているMahouの脳内は、まるで走馬灯のように色々なことが思い出されてしまい、お式の進行タイミング関係なく勝手に号泣。その経験から、お客様の結婚式は参列しない方が無難説がここで確立されました笑)
結婚、妊娠、出産、一戸建て購入と、イベントの流れ的には順調に見える彼女の人生ではありますが、見えない場所では涙なくしては語れない、ものすごく切磋琢磨をしての日々です。
仕事にも一生懸命な彼女。ご主人もMahouから見ても全力で子育てに関わってくれているのが伝わってきます。
が、双方一生懸命だからこそ、考え方が合わない点でぶつかり合います。
さらに小学校中学年にもなれば、お子さんの個性もかなり強調されてきて、
思いの外「戦い」の日々。
「早くしなさい!!」言いたくなくても言わないと進まない家庭内での会話。
大人の勝手な都合で、時間制限が出来てしまう子どものタイトなスケジュール。
自分を抑制できない感情を持つ子どもには厳しい日々なのは、他人から見ても同情してしまいます。
お母さんも社会的理解がある方なので、ズバリ「ADHD(多動症)気質なのか?」という言葉を出して、話を進めます。
おそらくグレーゾーンであろう、との話。学校の先生とも連携が取れていて、その点は思い込みではなく、家庭と学校でバランスが取れているようです。
学力的にはレベルも平均値以上だからこそ、第2時反抗期も近く、大人にとっては見極めにくく、手強い相手となっていました。
タロットが心配したのは、この本人ではなくて下の子の存在。それを指摘すると、
「私(相談者)が見ていないところで、ぶったりしているんです」
上の子が男の子、下の子が女の子です。
『それは、いけない』とMahou。さらに慎重にアドバイスを探し出します。
みなさんもお気づきのように、兄弟仲(姉妹仲)家族仲が、いい家族なんて、一握りです。
家族はコミュニティの始まりだからこそ、そこで気に入られないと「生きていけない」ので、上下関係ははっきりしてしまいます。
男親が一番強い、と思われがちですし、その傾向が強いとはいえ
最近はお母さんが一番強い、お子さんの中のどなたかが一番強い、などという構成も存在します。
どのパターンも、度が過ぎれば全て社会問題的に定義されてしまいます。
とはいえ、家庭内の争いが今後の人生に影響を多大に与えることは間違いありません。子どもがいずれ自分の家庭を持った時に、幸せと思える家族環境を築けるのではあれば、反面教師ということもできますが、それは稀なお話で、ほとんどが同じような歪んだ家庭を持ってしまいがちです。
ひとつひとつ、絡まった糸をほぐしていくように、話を進めます。
続きます。
タロットMahou