2024.9会津若松②【大アルカナⅩ 運命の輪】
みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?
会津最終日、Mahouはどうしても行きたいところが一つありました。
今までもブログで何度か登場しています、
ご縁をいただいた『蚕養国神社』さんです。
息子が数年間、アルバイトをさせていただいた神社です。
当時の宮司さんの存在には、母親の元を離れ独り暮らす息子には、
心の支えにさせていただいておりました。
息子のアルバイトが決まり、Mahouもご挨拶がてら一番最初に参拝した際に、
皇居で購入した「菊の御紋」のお財布をお土産としてお持ちしたら、
なんと?宮司さんも、ずいぶん昔にどなたかから頂いたそのお財布を愛用していたことを知り、手に取って喜んでくださいました。
最後に参拝した6年前も、そのお財布をお持ちしたら
「今でも使っている」と最初にお渡しした菊の御紋のお財布を
ポケットから取り出してくれて、「また新しいのがもらえた!」と
喜んでいただいていました。
今回参拝の際に、宮司さんのお姿がなかったので、お話を聞いてみたら、
つい数ヶ月前に神様の場所へ戻られたとのこと。
息子がお世話になっていたのは10年前なので、その頃の年齢から10を足すと
十分な人生を重ねていらっしゃったと推測できます。
そして、最後まで宮司さんが「菊の御紋」のお財布を使用していたと、
お話を聞くことが出来て、胸に込み上げてくるものがありました。
息子にとって心の拠り所だと思っていた蚕養国神社(宮司さんの存在)でしたが
この瞬間に、『私自身の心の拠り所だったのだ』と悟りました。
当時はいろいろなことがあり過ぎて、6年前に一通りのお礼参りをした後に
『もう2度と会津の地には来ないだろう』と思い、電車に乗った記憶があります。
会津が悪いのではなく、Mahouがまだ受け止めきれなかったのです。
今回友人の和田文緒女子から、イベント参加の話を聞いた時に
『会津に行けるのか?行ってメンタルが崩壊しないのか?
あの時の記憶がフラッシュバックするのではないか?』と
何度も自問を繰り返しました。
しかし、ある意味和田女子と一緒でなければ、おそらく宣言通り
『もう2度と会津の土地に降りたてないだろう』と感じ
『涙が溢れようが、取り乱そうが、友人となら過ごせるかもしれない』と
ある意味勇気を携えて、今回の機会を受け入れました。
結果は、良い意味で忙し過ぎて、センチメンタルに浸れる時間はなく
それよりも、素晴らしい出会いが多く『楽しい』感情が上回りました。
感情に振り回されて、喜怒哀楽が暴走するのが人間の特質だとは思います。
でも、負の記憶が、上書きされることも多々あります。今回のように。。。
そんな経験をすると、白か?黒か?と決めつけることなく
10年20年かけてグラデージョンのように、さまざまな事柄が変わっていくのだと、言うのは容易くとも、今回の会津の土地にMahou自身は、『実体験』を
させていただいた様な気がしました。
帰京して、疲労困憊な身体の中、これからまた感情が揺れ動くのでしょうけど
今この時点では『感謝』の賜物だったと、言い切れます。
楽しいひと時をご一者させていただけた皆様、
心からの感謝をここに示します。
タロットMahou