妻が怖い④【逆位置 pentacles QUEEN】
みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?
歯車が噛み合わないまま1年が過ぎます。
半年経ってからいらしてくれたご主人、その後どうなったのでしょう?
「別居しない代わりに、一切子どもの教育について口出ししない。
そう、取り決めをして、半年過ごしました。」
小さな声で、ご主人が言います。
身体もひと回り小さくなりました。
「もう限界だと、毎日思いながらも子どもために過ごしています。
Mahouさん(タロット)の言ったように、子どもが今自分の生きがいです。
子どものためなら、妻の態度も受け流すことができるようになりました。」
ハハッと気の無い苦笑をしつつ、ご主人は話を続けます。
「妻から、やっぱり別居したい。と言われたんです。
仕方ないかな、と思います。
こんな生活は、子どものためにも良くないと思っています。
子どもも顔色を伺うようになるし、僕の前でも母親に気を遣っているのがわかるんです。
妻は離婚も視野に入れているようです。」
聞いていて、息が詰まる話です。
「でも、今日はそんなことよりも、、、、」
そんなことよりも?子どもの不憫さよりも、離婚するかも?っている話よりも
上回る話ってなんでしょう??
以下、要約します。
もともと奥様の別居案は、相談者であるご主人が自分の実家に帰る、
と言う話でした。
しかし、それでは流石にご主人も動きずらかろう、と先読みした奥様は
1年かけて貯めたお金で、自分たち(奥様とお子さん)が家を出る、と言い始めたのです。
おそらくこれは、「そこまでして別居したい」と言う意志の強さを表現しているだけであろう、とご主人も推測できます。
致し方なく、実家の様子を見に、1人で帰省しました。
すると、実母からこんな話を聞かされたんです。
「自分は知らなかったんですが、
どうやら自分の母親は、子どものために自分のへそくりと、月々の年金から
子ども名義の口座に仕送りをしているそうなんです。
ありがたい話ですが、総額を聞いてびっくりしました。」
総額は500万以上。
自分が知らない大金が、子ども名義とはいえ、妻が通帳を管理しています。
収入が爆上がりしたとはいえ、妻の強気の態度が、
腑に落ちた瞬間だったそうです。
「おそらく、妻はすでに夫婦2人で貯めたお金も含めて1000万以上持っています。
だからあんなに強気だったんです。」
Mahouはグゥの音も出ません。
「自分の母親が子どものために送金したお金(口座)を僕が管理する、と言ったら
妻はどうしますかね?」
不毛な鑑定が始まりました。。。
悲しいですね。
人の世は、愛と憎しみが紙一重。
占い師もその愛憎のあわいの中の世界を生きています。
もしあなたが占い師だったら、耐えられますか?
続きます。
タロットMahou