
他人の痛みを知る②【大アルカナⅩ運命の輪】
みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?
職場のB子さんの思い違いで、ショックを受けたA子さん。
タロットは「B子さんの思考ぐせによるもの」と答えを導き出し
肩の荷が降りたのは、ほんの数週間前。
そんなA子さんが、再度鑑定にいらっしゃいました。
『その後、何かあったの?』と心配するMahouですが
A子さんは、ニコニコ笑いながら「また来ちゃった!」とおどけています。
鑑定の席について、ゆっくり話を聞きましょう。
以下、A子さんのお話です。
タロットの鑑定の後は、気持ち切り替えて、毎日仕事をしていました。
B子さんとのからみもほとんどなく、B子さん自身も、きっともう
覚えてないだろうな〜という言動でしたので、いつもの日々を送っていました。
話は変わって、半年前から関わっていたプロジェクトで、
先日丸々1週間、取引先の方々と一緒にSEの仕事をする予定になっていたんです。
取引先の方の中で1人、素敵な方がいるんです。
結婚している方ですから、あくまでも『憧れ』ではありますが
すごくスキルの高い人で、仕事としても彼の現場を見れる貴重な時間でした。
とにかく一生懸命食らいついて過ごしていましたが、
やっぱりスキルの差があって、ちょっと自分の間違いを、憧れていた方から
指摘されたんです。
指摘されただけなんですけど、憧れていた方だったし、
自分なりに全力で望んでいたので、なんだかショックで、トイレでひとり泣いて
しまったんです。
その人のために一生懸命やっているのに、わかってもらえないことが
なんだか辛くて、そして腹立たしくて。。。
でも、頭ではわかっているんです。
その人は、嫌味でもないし、意地悪でもないし、ただ『事実』を述べただけ
なんです。
期待していたわけではない、とはいえ、心のどこかで期待してる自分が
いたんです。
「頑張っているね」と言ってもらいたいって。
そんな気持ちを自分は持っていたんだと、泣きながらも気がつきました。
ひとしきり泣いた時に、「これは全て私の頭のなかの、被害妄想でしたかない」と
自分自身に言い聞かせていた時に
頭の中でピピーンと何かがつながったんです。
そう、先日のB子さんの誤解。そして思考グセ、というものが、
これなんじゃないか?と。
あの時、私は、B子さんがどうしても理解できなくて、実は鑑定の後も
しばらくの間プンプンして居たんです。
タロットのアドバイス通り、少し距離は取って居ましたが、怒って居たんです。
「理不尽だ!」と。
思考グセなんて、私には関係ないのにいい迷惑だ!と。
でも、自分自身が被害妄想で、涙が出るほど反応しいる事実を、客観的に見れば
あの時のB子さんも、私とのやりとりの中で、何かしら本人なりに
ショックな事柄として受け止めて居たのかもしれない?
そう思ったら、タロットのアドバイス通り「距離をとって」よかったと思えたんです。
タロットのアドバイスの意味合いは違うとわかっていますが、
私、結構怒って居たんですよ。
だから、もしB子さんが絡んできたら、正論で勝負に出て居たかもしれません。
そんなことしていたら、本末転倒。
誰も何も良い結果を産みませんでした。
その事に、泣きながらトイレの中で、1人気がついて
その場で、Mahouさんの予約を入れちゃった(笑)
私、すごい発見したと思いません??(笑)

ブラボー!!拍手喝采でした。
Mahouは何もいうことがありません。
人の脳は、自分を守るために、あらゆる記憶の操作をします。
さらにその理解力も、自分を守るために、都合よく解釈をします。
これは動物が持って生まれた身を守る技術です。
私たちは、他人の間違えを指摘しがちですが
きっと自分も同様です。
とはいえ、公共の場である程度の「ルール感覚」は必須ではありますが
色々な人がいて、他人が全て自分と同じような五感を持っていると
信じすぎないことがとても大切です。
それくらいできて当たり前、は自分でしか通用しないことが多いはずです。
A子さんのキラキラした笑顔と
熱弁の30分間は、動画に撮っておきたいくらいでしたよ。
人って、こうやって運命が時に味方して、成長していくんだな、と
胸が熱くなる鑑定となりました。
タロットMahou