泣き声【大アルカナⅩⅡ 吊るされた男】
みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話をいたしましょうか?
自宅のそばに保育園があります。
先日、久しぶりに午前中自宅で過ごしていたので、保育園の登園の様子が
窓から聞こえてきました。
ええ、ええ。泣き叫ぶ戦場のような声です。
(ちなみにエアコンをつけているので、窓はしっかり閉めております)
『おお、久しぶりの惨劇だ』と思いながら、過ごしておりましたが
つんざくような声が聞こえてきました。
「ママがいい。ママがいいー!!!」
出ました、このセリフ。
おそらく推測するにママに変わってパパが登園の付き添いに来たのでしょう。
(もちろん推測でしかありませんが、とりあえずこの設定で話を進めます)
子どもの世界観は、本人の認識下でしかないので
どうしても行きたくない保育園は、文字通り『命がけ』でアピールをします。
言い聞かせる、とか、説得をする、とか無理です。ムリムリ。
お子さんを連れている、パパさんの引き攣った顔が想像できて
心が痛くなります。
このケースで、次に考えられるのは、
「そんなにママがいいなら、ママに送ってもらえ!」
「あんなに拒絶されるなら、俺はもうムリだ、ママがやってくれ!」
まぁ、パパの気持ちはよくわかります、
が、パパさんたち、落ち着いて、冷静になって。
お子さんは「保育園に行きたくない」のです。
ママが送っていけば、ニコニコ行く、、、わけがないのです。
なんだかんだ言い訳をつけて、癇癪を起こし
誰が送っていっても、今日のようにママを困らせるだけ。
だから、「パパが嫌、ママがいい」という子どもの語録を間に受けないで
必要以上に傷つかないでね。
と、心の中で祈ってしまいました。
登園だけに限らず、帰り際も泣き叫ぶお子さんたちと、
疲れ切ったママ、パパの姿もよく見かけます。
お子さんは、一生懸命保育園で1日を過ごすので、ママやパパの顔を見た瞬間に
全力で「我慢していた」自分の気持ちをぶつけるのです。
子育てが終わって、バーバの年に近くなると、理解はできますが
これまた必死て仕事をして、お迎えの時間に間に合うようにダッシュでスーパーで買い物をして、大荷物で迎えに来るご両親だって、そこまで余裕はありません。
ママだって泣きながら歩いている姿を、何人も見ています。
毎回思います。どうにかならないのかな?って。
泣き叫ぶお子さんの声よりも、声を殺して泣いているママやパパの声の方が
Mahouには辛いかな。
社会が変わってくれることを、心から願い、祈ります。
明日の新月は、これを願おう。
タロットMahou