父の日だから

今日は父の日。

日本、中国、アメリカ、メキシコ、そしてスペインと渡り歩いたクソジジイこと、私のお父さんと私とサッカーの話。

私とサッカーの関係性は、お父さん抜きでは話が進まない。

そう、まるで「娘さんを僕にください!」て結婚を申し出てくれた存在がサッカーで、そこに対しては違和感なく「Yes、Why not?」と答えたのがお父さん。
不思議なことに、娘以上にサッカー(彼氏)に惚れ込んだもお父さんだった。ま!今は同等になっている気がするけど!
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お父さんにとって大好きな娘とのコミュニケーションツールとして、おままごとやお人形ごっこ、ケーキ屋さんごっこは少しお父さんにとって遊び方が難しい時がある。

幸せなことに、スポーツはどんなときでも性を問わず楽しめる。
(おままごとだって性を問わなくてもいいんだけどね!)

なんでその中でもサッカーなのかと言われると、違う話になりそうだから今日は私がサッカーをやっていたからサッカーに絞って話す。

まず、サッカー娘を育てるお父さん3つ(これは序章)

①娘が現役サッカー選手期間は嫌われる可能性80%

②それと男性と女性では、身体の構造が違うことを理解してあげて欲しい。女性の体の構造を学んで欲しい。例えば、小学校中学年まで少年少女チームでプレーしていたとしても、高学年になると男子のキック力や両者の体の変化から一緒にプレーするのが怖くなってしまうことがある(私の友人はそれでサッカーを辞めた。)生理のこととかね!!

③女性や「なでしこ」といった凝り固まった概念に従うことなく、ただありのままの娘を、目の前にいるサッカー選手を応援してあげてください。大人に「サッカーやってます!」と娘がいうと10人中8人が「なでしこだね!」「女の子がサッカーなんて珍しいね!」と言ってきたりする。娘にとってあれは時々ストレスになる。

ただ、サッカーが楽しいからやっているだけなのに、と。

だから、お父さんだけは女性や「なでしこ」といった凝り固まった概念に従うことなく、ただありのままの娘を、目の前にいるサッカー選手を応援してあげてください。

サッカーに熱くなりすぎちゃったくそじじいなお父さんを持つ娘へ(こっちこっち)

お父さんがピッチの側で試合を見に来る時、「あーまたいる、なんか言われるあー、あーだるみざわ。」となることめっちゃわかる。

代表の試合があると、「見てうまくなりなさい!」って見たいドラマを見れず、半寝状態で試合をみなきゃいけないだるさもわかる。

なぜか、練習以外の日にお父さんに自主練メニュー作られて、それがえぐいきついこともめっちゃわかる。けど、そのメニューのおかげで結構いいプレーが試合でできちゃうもどかしさもわかる。

まほなんか、なでしこジャパンがワールドカップで優勝した時に、自分が絶賛試合中で、なでしこ優勝を友人から教えてもらったから、お父さんに結果を伝えようとしたら「自分の目で試合を見たいからまだ言うな」って怒られたことだってある。これは本当に理不尽だと思った、今でも覚えてる。

だから次はまほがなでしこジャパンを優勝させてやる
そのスタジアムにくそじじい招待してドヤ顔にしてやりたい
もうサッカー選手ではないけれど、私はサッカーでお父さんに感謝を伝え切りたい

それでね、これは最近気づけたことなんだけど

お父さんって、くそじじいんだけど、誰よりも娘の可能性を信じてくれる存在説あるんだよね

サッカーをしているときは、ただの怖いストイックくそじいとしか思えない。それでも今振り返ると、誰よりも「お前はもっとうまくできる」と信じてくれたのがお父さんだということに気づいた。だから私は、ピッチに立てていたと思う。
海外でプレーする中で、アジアン差別を受けていたらしい私をきっと守ってくれていたこともあった(らしい)

サッカー選手を辞めた後、学生団体でリーダーとしてうまくできなかった時、泣きながら電話した時も褒めてはくれないけれど、「お前ならできる」と信じてくれた。

今は感謝の気持ちをもてなくってもいいと思う。それでも結婚する時くらいには正面からありがとうって伝えられる素敵ガールに一緒になりたい(23歳彼氏なしが言える話ではないけれど)

P.S.

「挨拶したら友達だろ」って小学3年生の時に怒られたことは今でも覚えてるし、唯一守ってきているお父さんからのお叱りな気がする。えらみ。

:)