クリスティに興味ない方にも
noteを作成日記のような位置づけにしていたにもかかわらず
昨夜完成した「水曜日のジェーン②」の記録を残していないことに
気づきました。
そこで、現在のまほろんまあくのブックカバーの仕様について
説明文にも載せていなかった小さなメモを
ここに記すことにいたします。
ずっと同じようにブックカバーを作ってきたつもりでいても
振り返ると、仕立てからして少しずつの変化があります。
最善をさぐるうち、辿り着いた今もまた、道の途中なのですが。
現在作っているのは、私が「額縁仕立て」と呼んでいる形。
例外もありますが、表表紙・背表紙・後表紙を同じ布になるようにし、
表表紙には、窓のような場所を作って
そこに絵のように、刺繍やアップリケを施すようにしています。
そしてその「絵」と、まわりの布「額縁」の境界線を
二本どりの刺繍糸で彩りながら、くっきりさせていきます。
このステッチの名は「へリングボーンステッチ」。
「にしんの骨ステッチ」という意味で、おもしろいですよね。
京都のにしんそばを思い出してみても、にしんの骨がこんな形に
生えていたかなんて、まったく思い出せないんですが。
今回の「水曜日のジェーン②」は
アガサ・クリスティ「牧師館の殺人」から作りました。
牧師館で開かれるお茶会が水曜日なので
そういった題名にしてブックカバーを作ったのでした。
アガサ・クリスティやジェーン・マープルさんファンの方に
喜んでいただけるかなと思って作っているのですが
そうでない方でも、かわいいなと気に入ってもらえたら本当にうれしい。
そんな本知らないよ、という方にとって
こういう限定したようなテーマのブックカバーは使いづらいのだろうか
それが以前からの懸念していることです。
突然話がかわるようですが、少しだけ猫が苦手です。
でも使っている、布団カバーは、またのあつこさんの黒猫のデザイン。
人に自慢したいくらい、目にするたびにうれしくなるかわいさ。
私にとっての黒猫のように、テーマへ興味あるなしを超えて
ブックカバーのデザインを愛していただけるように
できたらいいな!
そのために今日もまた、研鑽研鑽!
ブックカバー作成の道は続きます。