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#13 東から眺める音羽三山

神武東征ゆかりの伊那佐山


 5/12 日曜日の天気は昼から雨予報。前日は友人来訪で少々飲み過ぎました。ここ毎週、山で運動を続けていたので、重い腰を上げ出掛けました。

 当初は桜井市にある山辺の道へ行く予定でしたが、道を間違え宇陀市に進む事となりました。

 相棒犬が一緒なので低山を。。そう考えて車を走らせていて思い出したのが、先日YTTイベントのコース解説で書き記した、神武東征の際に布陣したと言われる場所です。

 確か国見丘?だったような。。はっきり思い出せず途中車を停めて地図を確認。この辺りの小高い山はそれぞれ何らかの伝承地となっているので何処でも良いと思っていた所、八咫烏神社が目に入り、その正面にある伊那佐山へ登る事としました。

八咫烏神社


 日本で初めて八咫烏を祀った神社。全国に4箇所あるそうです。八咫烏は諸説ありますが、熊野から神武天皇を道案内したと言われます。

 筆者の故郷、十津川の人がここまで道案内をしたのでは無いか?とも言われています。(この時代の伝説は言ったもの勝ちみたいな所はありますが)

 八咫烏は三本足カラスです。神武東征で大活躍し、勝利の神と崇められているのは有名で、サッカー日本代表のトレードマークとなっています。

八咫烏神社鳥居


伊那佐山


八咫烏神社の正面にある小高い山で、眺望出来る場所が有れば音羽三山が見えるだろうと期待して登りました。
以下、写真と共に進んで参ります。

尖っているのが伊那佐山
山に沿って流れる川の辺りは遊歩道になっている。鴨やキジ、ケリが飛び廻り野鳥が目立つ
比較的最近作られた道標が立っている
案内に従って登る
講中の石塔は明和7年
今から250年程前の物らしいです。
山神の石塔綺麗な字が刻まれている
丁石が設置されている。かつてから参拝者が多かったと思われます。
鳥居をくぐってしっかりとした登りが始まります
見上げると岩場
天狗岩展望台に進んでみます
南西部が開けます。右端の尖りが烏ノ塒屋山。その奥が吉野山方面となります。
山頂に鎮座する都賀那木(ツガナキ)神社
ここで神武天皇が募兵をしたと言われる句
ここから見える音羽三山は“山”に見えます


井足岳(イダリダケ)へ縦走

 伊那佐山から榛原方面へ続く道が有り、ハイキングコースとなっています。折角なので少し脚を伸ばしてみる事にしました。地図を確認すると、井足岳という山へ比較的なだらかなトレイルが続く様でした。私も相棒もまだまだ元気なので、少し遠回りして戻ることにしました。

 地図通りここの縦走路は少々アップダウンがあるものの、平均なだらかな良いトレイルが続きます。この辺を整備されている山友会があるそうで、時々道案内が出てきます。井足岳山頂は展望が開け、山名板があちこち賑やかです。

立派な案内板
面白い名前
井足山でおやつ
左から竜門岳ー熊ヶ岳ー経ヶ塚山ー音羽山
奥に金剛山と葛城山が見える

 井足岳からは一気に下山しますが、1カ所少し登る丘があります。雨乞い場と書かれた看板が建てられていました。都賀那木神社も水の神とされていて、水に関わる信仰が厚い山域なのかと思いました。

岳山、ここが雨乞い場だったのか?



 今回行った宇陀市にはいくつかの低山があり、見所も多くありそうです。二上山のように2つ丘の山も見えました。幾つか歩ける場所がある様なので、次はこの辺りをウロウロしてみようと思います。



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