見出し画像

恐怖の二次試験レポート


ギリギリのちょっと上、で無事に一次試験を突破した私は二次試験の会場にいました。さぁ2分間のスピーチができるのだろうか。

3月6日(日) 9:15 

面接室に入ると、メインが日本人面接官(女性)で
サブがネイティブというめずらしい構図でした。そしてタイムキーパーの日本人女性がひとり。

軽い自己紹介が終わり、いよいよトピックカード(机の上に伏せてある)とご対面。

どうかヤマがあたりますように!!!

恐る恐るめくると...

1.政治家に定年制度はあるべきか
2.軍の介入について
3.インターンシップの是否
4、5 記憶ナシ (多分意味がわからなかった)

(ない ! 喋れるやつ。教育もテクノロジーもない!)

理想 : 10秒でトピックを選び、残り50秒で
自分の主張、理由2つ、スピーチの構成を思い浮かべる。

現実 : 自分の得意分野の教育、絡めづらい...どれにしよう...あえていえばインターンシップかなぁ...インターンシップっていいよね。1分経過。
ピピピ(タイマー音)

「何を選びましたか?」

Should there be a mandatory retirement for politicians?

政治家に定年退職制度があるべきか。
(なんでこれ選んだの私?泣)

ではどうぞ、と言われイントロを話し始めたのだけど、その時点でまだ自分の立場を決めていない、どうしよう。

「定年制度は今日の高齢化社会において、議論を巻き起こしています。個人的には政治家には定年退職制度はあるべきだと思います。1つ目の理由は...」
と理由をいいかけて、しばし沈黙。

「すみません、やっぱり変えていいですか?」

あろうことか、スピーチの途中に主張を変えてしまう私。
(チラリとタイムキーパーに目をやると...タイマーを止めていない!
リセットしてくれなかった泣)

「すみません、やはり定年退職制度には反対です。日本は少子高齢化社会です。高齢化社会において定年退職制度は労働力不足をもたらします。」

頷きながら聞いていた2人の面接官が止まった。
(いっぱい政治家いるやん、と思っているに違いない。)

「それから、定年退職制度は年齢差別の1つだと思います。」
おぉ!とネイティブ面接官。
政治家の汚職や賄賂などのスキャンダル(不倫も言おうか迷って言わなかった)
は年齢には関係ないというようなことを言ったような。
そこでピピピーと無情なタイマー音が響き、コンクルージョン(結論)を言ってる途中で強制終了させられてしまいました。

こうなったら質疑応答で挽回するしかない、とリセット。

日本人NY帰り早口面接官「※★☆%$¥#.....」
(勝手な妄想です)

質問文がやたらと長くて早くて、何と言ってるのか聞き取れない。

私「もう一度言ってもらえますか?」

日本人面接官「高齢の政治家たちが居座っているせいで若手の政治家が活躍できる場が少ないのではないかという意見にはどう思いますか。」

こういう感じだったと思います。

私 「高齢の政治家を選んだのは投票した市民です。市民の責任です。若い人たちの投票率が上がればそれは変わるかもしれませんが残念ながら日本では若者の投票率が低いです。」

ネイティブ面接官「それではどうしたら投票率が上がると思いますか。」

私「投票を強制にするというのもひとつの解決策かもしれません。」
オーストラリアでは投票は義務らしいですね。

日本人面接官 「高齢の労働者には認知症などの健康問題も出てきますよね。それについては?」

私 「もっと若者と交流したり意見交換する機会を増やせば彼らのsharpnessが鍛えられるのではないでしょうか。」

面接官爆笑。

質疑応答では黙り込まずに喋り続けられたことが唯一良かったことでした。
ただスピーチは思ったほどうまくいかず、一人スタバで反省会をしました。

あとは祈るのみ。

いいなと思ったら応援しよう!