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とある大学生がNPOにハマった経緯【あの頃自分は】

こんにちは、こんばんは、ガニーです!🌳
少しずつ気温が上がり、夏の気配を感じさせる最近のお天気模様。
北海道の春は短いですね。

最近は大学の講義や課題に追われつつも、自分にとって大切な存在であるボランティア活動になんとか時間を割こうと悪戦苦闘しています。
ボランティアって単発でできるんじゃないの?と思われた方、ご名答。
たしかにボランティア活動は一日限りで参加できるものもありますが、それだけじゃないんです。

筆者はとあるNPO団体に所属しており、なんとボランティア活動をつくる側にも関わらせていただいています。その責任感たるや。
ボランティア活動をつくるとなると、さすがに一朝一夕ではいきません。多くの人と議論を重ねながら、時間をかけて活動を育てていきます。
それがまた楽しくて、でも大変で、でも充実した時間なんです。

というわけで今回は、筆者がNPO団体での活動にハマったきっかけを少し振り返ります。

それではレッツゴー!

「泥まみれな聖人君子」に疑問を抱いた方は必ず最後まで読み進めてください。(盛大なフリ)


はじめての薪割り

まずはじめに質問を一つ。
突然ですが皆さん、ロイズをご存じでしょうか。
そう、あのチョコレートがけポテトチップスで有名なロイズです。

なんと、私が今お世話になっているNPOで最初のボランティア活動の記憶は、ロイズから始まりました。

▲ わぁ〜大きな工場〜!

と言ってもそこで活動があったわけではありません。ただ道中で通り過ぎたロイズ工場が大きな存在感を放っていて、印象に残っているというだけです。
当時高校2年生だった私には、お菓子作り工場がとてもキラキラして見えました。

そんな夢溢れるロイズ工場を通り過ぎて車に乗ること約1時間、到着したのはこちらの現場。

▲ これを自然と呼ばずして何と呼ぼう

見渡す限り一面の薪と緑、先ほどのキラキラはどこへ行ってしまったのか…せめて目の前の切り株がバームクーヘンだったらよかったのに。
現実はやっぱり甘くないなと思いつつ、記念に写真をパチリ。

これが私にとって初めてのボランティア経験となる、薪割りでした。

NPOインターンシップ

今でもどちらかと言えば海より山!な筆者ですが、さすがに突然薪割りをしようと思い立ったわけではありません。
きっかけとなったのは、高校の授業の一環で参加したNPOインターンシップです。

▲ お世話になった札幌市市民活動サポートセンターのHPより。

ここで、環境問題や音楽に関心があったことから、NPO法人ezorockの活動に参加することを決めます。

面倒臭さに勝る充実度

当時は授業の一環だったこともあり、薪割りをはじめとした単発の活動に参加するごとに提出用の記録を取る必要がありました。
いくら自分の興味がある分野とはいえ、記録用レポートを書くのはめんどくさい…
そんな気持ちを抱えながら参加していたのを覚えています。

ですが、その億劫な気持ちを忘れるほど、圧倒的な充実感を得た活動がありました。
それは、ezorockが主催している年に一回の研修イベントです。

そのイベントでは様々な分野の講師が一堂に会し(当時はオンラインでしたが)、参加者は普段知ることのない世界を覗くことができるとともに、未来に向けた次の一歩を見つけられることが大きな特徴でした。
当然、そんなイベント自体が筆者にとっては初めてで刺激的。
それに加えて、企画・運営にも携わることで、全く新しい世界の扉を開くことになりました。

イベントの企画は基本的にオンラインミーティングの連続で、まずは開催に向けて必要なことを洗い出し、それぞれ担当を決めながら進めていきます。
割り振られた担当のなかでミーティングを開いて議論を重ね、それを関係者全体のミーティングで共有して意見をもらい、その意見をもとにまた議論を続け…

こう書くとまるで議論しかしていないじゃないか、と思われるかもしれませんが、実感としても本当にその通りで。
もともと誰かと意見を交わすことが好きだったため、この活動はとても楽しく、やりがいも感じていました。

なによりありがたかったのは、しがないインターン生である筆者の意見も対等に扱ってくれたこと。
わからないことは聞いていいし、頭に浮かんだ意見は口に出していい。そこに年齢も学歴も関係ない。
そんな空気感はとても居心地がよく、今でも活動を続けている理由の一つになっています。

それから3年経って

インターンシップが終わったあとは大学受験のためNPOの活動から離れましたが、なんやかんやあって現在はまた同じNPOに所属しています。
今度はインターン生ではなく、コアメンバーとして。
といっても人間としての中身は当時と大差ないかも…?

そしてつい最近、ふたたび薪割りの活動に参加する機会がありました。

▲ 経験による上達 < 年齢とブランクによる退化

NPOの活動に参加すればするほど、そこで奮闘する人を見れば見るほど、「自分が興味のある分野に熱量を持って貢献してる人ってめちゃくちゃかっこいいな」と思います。

ですが、そんな人たちも純真無垢に社会課題と向き合っているわけではなくて、案外泥臭い。

営利企業ではないことを偏見として見られたり、
ボランティア同士の人間関係につまずいたり、
協力してやっていきたいことをうまく相手に伝えられず葛藤したり、
物理的に泥だらけになったり。

自分がここに来るまでは、「ボランティアやってる人って偉いな~」と聖人を見る目で捉えていたけど、そして今でも「ボランティア行ってるの?すごいね~」と言われることがたまにあるけど、意外とそんなに綺麗事じゃない世界なんだな、と感じるようになりました。

それと同時に、この人間味あふれる現場に、まだもう少し通っていたいな、と思います。

そもそも、「偉いね」ってなんでそんな上から目線やねん。

おわりに

以上、筆者がNPOにハマったきっかけと、ボランティアに対する捉え方の変化をご紹介しました。
活動中に考えさせられる瞬間は山ほどあるので、これから少しずつ共有していこうと画策しております。お楽しみに!

あ、こちらの環境対策ボランティアも、申し込みお待ちしております!
一緒に夏の思い出を増やしましょう。薪割りもできるかも?

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