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爬虫類飼育と温湿度

爬虫類飼育者の皆様こんにちは。

今日は爬虫類と温湿度について書いていきます。


さぁ爬虫類を飼い始めるぞ

となった時最も大きい壁と感じるのは温度管理だと思います。

仰々しい設備を購入して莫大な電気代を払いながら維持していかなければならないような気がするものです。

私もそうでした。


しかし、実際のところは意外と簡単です。

大きく分けて冷やす場合と暖める場合の2つがありますのでそれぞれ解説していきます。


①暖める場合

爬虫類ショップで購入することができる爬虫類の多くは熱帯亜熱帯原産の動物です。

これはひとえにこれらの地域に生息する爬虫類がより魅力的だからですが、そうなると必然的に冬場は暖めてあげる必要があります。

この暖めるという作業に壁を感じる方も多いようですが実際はそうでもありません。

爬虫類専用の保温器具は各メーカーから沢山出ています。

どの種類をどの地域で、どう言った住宅事情で飼育するのかによって使い分けてあげます。

大まかに紹介していきます。


まず最もオーソドックスなのはパネルヒーターと呼ばれるタイプです。





このタイプは主に地べたで生活する爬虫類に生息します。

ケージ全体、空気を暖める効果はそれほど期待できません。


次に、暖突と呼ばれる商品です。

ケージ上部に取り付けて使用します。



これは主に樹上性(木の上で生活することの多い)爬虫類に使用します。

暖突直下の空気が暖められますが距離が遠くなるほど熱は届きにくくなりますので地べたで生活する爬虫類には向いていません。


次は、保温球と呼ばれるタイプです。

読んで字のごとくライトで爬虫類を暖めます。




放射状に熱を放出しますので万能に使用することができますが、夜も点灯させることを考えると人間には少々まぶしいという欠点があります。

(爬虫類にとって赤外線は不可視光線です)



一先ず以上とさせていただきます。

詳しく見ていけばもっともっと細分化されますが、それは種類ごとの紹介時にまとめていきます。


②冷ます場合


実は爬虫類にとっても日本の夏は厳しい環境です。

特に屋内という逃げ場のない状態では暑すぎて死んでしまうという状況が生まれる可能性もあります。


一番簡単な対処は、家の中で涼しい場所に移動させる、というものです。

たいていの爬虫類は30℃程度までは問題なく飼育することができます。

いくら真夏と言えど30℃以内に収まる場所というのは自宅内のどこかに見つかるはずです。


しかしながらこれは正確にその場所の室温を把握した上での話です。

状況を正しく把握するためにも温度計は必須と考えて頂いて良いです。

家の中をどれだけ探してもどうやらどうにもならなさそうだという場合はあきらめて冷房を使用しましょう。

意外と冷房を常時使用した場合の電気代は大した金額にならないことが多いです。


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