![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27432476/rectangle_large_type_2_688613ed30e0b62556f47a7fe950b398.jpeg?width=1200)
午後の紅茶おいしい無糖が好きすぎる
好きな飲み物は?
と聞かれたら、
「お茶」と即答できる。
ジュースをあまり飲まずに育ったからか、甘い飲み物を普段ほとんど飲まない。
コーヒーやカフェオレも好きだけど、常飲しているのは断然お茶。
なんならお酒もあまり好きではない。「飲みたい」という気分になった時には飲むけど、それは「たまにはピザをアホみたいに食べたい!」とか、「ちょっとケーキでも食べて贅沢な気分に浸りたい!」という気持ちとほぼ同じで、毎日飲みたいとは全く思わない。ちなみにこのたとえはピザやケーキが好きで毎日でも食べたいという人には理解されないからそんなに意味を為さないことに気づいた。私にとっての食の価値は ピザ≒ケーキ≒酒 です。飲み会では嬉々として烏龍茶を頼んで「美味い!」と思ってます。醒めてる訳じゃないんですよ。
お茶にも勿論いろいろ種類があって、居酒屋とかごはん屋さんならほぼ必ずあるのが烏龍茶(安心の味。ちなみに烏龍茶は喉の脂を奪うから声を大事にする時には飲まないほうがいいと言われてるけど、私にはその説は効かない)だし、スーパーでお徳用のパックを買っていつも水出しで作っているお茶は麦茶とほうじ茶の2種類(なんとなく気分で飲み分けてる)だし、紅茶と緑茶のティーバッグは自宅に常備している(ついでに言うと梅昆布茶の粉も常備している。お茶じゃないね)。
それでも、たくさんのお茶のなかで別格に好きなのが、午後の紅茶おいしい無糖。
発売された時の衝撃を未だに覚えている。
TVのCMで、「おにぎりにも合う」と宣伝された「全く甘くない」午後の紅茶。
あの、午後の紅茶が!?
わー紅茶だ!飲もう!と思った小学生時代の自分がひとくち飲んで「す、ストレートティーって書いてあるのに甘い!めちゃくちゃ甘い!」とショックを受けて、それ以来ペットボトルの紅茶を頑なに買わなくなってしまった、軽い憎しみすら覚えているあの午後の紅茶が!?甘くない!!????(私は甘い紅茶も甘いコーヒーも苦手です)
感激のあまり、ものすごい早さで買いに行った。飲んで納得した。確かに、甘くない。しかもダージリン特有の濃い香りとすっきりした後味が、かなり好み。
だいたい、アイスティーっていう飲み物が正義すぎる。
熱い紅茶もとても美味しいけれど、ゆったり心を落ち着けて飲む時にしか向かないし、種類や淹れ方によっては独特の苦味渋味が立っちゃって、ちょっと良くない後味が残っちゃうこともある。
それにひきかえアイスティー。
冷たいからか苦味渋味を感じることはほとんど無いし、むしろその甘みの少なさと香り高さが口内をすっきりさせる感覚、水のようにスッと抵抗なく飲めてひとくちごとに気合が要らない気安さ(それでいて風味があるから水より飲みやすい)、コーヒーや乳飲料、ジュース類のように飲み過ぎることからくる罪悪感や体調不良も無い。そして「私いま、アイスティー飲んでる」という事実の、ほんの少しの特別感、心浮き立つ感じ……いいことづくめだ。
アイスティーを飲むことは幸福への大きな第一歩だ。
ということで最近、午後の紅茶おいしい無糖の2リットルボトルを冷蔵庫に常備している。
実家暮らしだった頃は自分しか飲まないお茶をずっと置いておくことは難しかったけれど、一人で住む家なら何でもアリ。
相変わらず麦茶とほうじ茶を水出しで毎日作りながら、特別な気分になりたい時に午後の紅茶おいしい無糖を大きなグラスで1、2杯飲む。多い時はもっと飲む。これが何より楽しい。
おいしい無糖は何にでも合う。
当初のCMのようにおにぎりにも合うくらいだからごはん時に飲んでもいいし、甘いもののお供にも素敵だし、しょっぱ辛いおつまみ類をちびちびつまみながらお酒代わりに飲むこともある。
どこにでも売っている訳ではなくて、スーパーに行けない時はセブンイレブンやファミリーマート(コンビニにも個体差があるから、置いている店と置いてない店がある)を探し回ることもある。それでも見つからない時は、ひどく悲しい。
実を言うと、つい数時間前にどうしてもおいしい無糖が飲みたくなって(ちょうど切らしてた)、小一時間夜道を彷徨って600mlボトル2本を購入してきたところなのである。あまり治安の良い地域ではないので良識ある人は真似しないでほしい。危ないから。(歩き始めて5分くらいで気付いたけど、引き返せなかった。おいしい無糖が飲みたかったから)
スーパーで買うより割高だったけど、600mlボトルの愛おしさは何にも変えがたい。この携帯用ペットボトルとしてはちょっと多めの、たっぷりした量と重み。(たまにめちゃくちゃ細いペットボトルに入ったおいしい無糖が売っていることがあるけど、あれは悲しくなるから置かないでほしい。全然足りないし、ケチくさくて気取ったお茶だなって他の人に思われたらと思うと泣きたくなる。こんなにおいしい無糖なのに。)
早速1本空けて、清々しい気持ちになっている。この気持ちをどこかにぶつけたくてnoteを書いたので、清々しさはさらに倍。調子に乗ってもう1本も空けちゃおうと思います。明日はスーパーに行って2リットルボトルを買ってこよう。