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藤井風さんの「満ちてゆく」をモビールでcoverしてみた

藤井風さんの満ちてゆくをcoverしてみた

はじめまして、モビールの鍵盤担当の
まみぃと申します。
こちらのブログにお立ち寄り下さり
ありがとうございます。

モビールってなあに?

モビールは2016年秋に結成した
名古屋を拠点に母と娘で演奏活動を行なっている
ピアノボーカルユニットです。

えっ親子で?
そうなんです。珍しいですよね。

私たちが親子で一緒に活動していこうと
決意した背景には

音楽がいつも家の中で自然に存在していたことが
大きく影響していると思います。

というと
えっ?音楽一家なんですか?と
尋ねられたりしますが…

音楽一家というイメージを
少し広めに想像して頂けると
とてもありがたいです♪


野菜を切るまな板の音や
階段を登って降りるときに音階をイメージしたり、
CDやカーステレオから流れる音楽にあわせて
知らないうちにハモっていたり…
また、いつも何かの音がきっかけで音楽が始まる。

そんな具合で、私たちは
音楽に関して特別な教育を受けたわけでもなく
私がピアノを弾き始めると
いつの間にか隣でmahoが歌っている。
(ざっくりな説明ですが…(^^;)

そんな日々を積み重ねるうちに
それぞれに、心地よい音を真剣に探究し
幸せに感じる音を追い求めているうちに
自然の流れで
モビールとして活動していこう
という流れになりました。

モビールはmahoが歌い、私がピアノを奏でています。
モビールの最大の魅力は
mahoの歌声にあると思います。
その歌声に触発されて
私はピアノを弾いてきたというのが正直なところです。

そして、人前でLIVE活動を始めることに…
私にとっては
40代後半からのチャレンジでした。

演奏において…
coverであれば音源を聴いて
お互いに基本的に全て耳コピです。
そこにオリジナルアレンジを加えることもあります。
また、オリジナル作品は
自発的にインスピレーションを受けた時に制作します。
レコーディング、DAWを使ったオケ音源制作、MIXまで
全ての工程をモビールで手がけています。

いつも演奏をする時は、お互いに音を聴き合い
その場で創り出していきます。

なので同じ曲でも
毎回、絶妙に違った雰囲気になったりします。

そんな感じで
その場の雰囲気、空気でカタチが変わる
インテリアのモビールのように
バランスをとりながら演奏しています。
その感じがユニット名の由来になっています。

モビールは
煌びやかで作り込まれたステージで
非日常感を魅せるといった方向性ではありません。

モビールはいつも等身大で、
その場の空気に合わせながら
音楽の楽しさや美しさ、癒しや感動を
皆さまに分かち合いたいと思いながら演奏しています。

***********

そして、本題の
今回、藤井風さんの「満ちてゆく」を
カバーするにあたり

まず、この曲を初めて聴いたとき
曲やメロディ、ハーモニーの美しさは当然ながら

『手をはなす 軽くなる 満ちてゆく』の一文が
あまりに、今の自分と一致して
なんとも衝撃をうけました。

現在の私の年齢は56歳。

具体的には我が子たちがそれぞれに独り立ちをし
リアルに手が離れたこと。

また今年の夏に乳がんが発覚し
すぐに切除の手術を受けることになり
自身としては、この上ない大難がやってきて
メンタル的にも体力的にも
なかなかきつい状況に追い込まれました。

現在、治療の真っ只中でありますが
主治医の先生との信頼も厚く
おかげさまで、なんとかなっています。

それをきっかけに
家族や普段関わりのある方々からの
温かい想いに気づかされ
その有り難さに
ようやくまっすぐ想いを向けられるように
なってきたこと
などがあげられるのです。


自分を大切に生きなければならない。

そんな当たり前のことを
この歳になり、ようやく悟りました。

そんな絶妙なタイミングでありましたので
この曲には、自分の人生が重なってしまい
いつになくエネルギーが乗りました。

具体的に音源制作においては
まず、原曲をしっかり聴いて
mahoの歌に合うkeyを探り
歌声が惹き立つピアノアレンジを入念に考えました。

とくに間奏のピアノソロの部分は
どうやって音で物語を描こうか…
演奏時間にするとおよそ15秒ほどで過ぎていく部分
その部分のアレンジに約1時間もかけて
納得のいくフレーズを考えました。

こういう部分をサラッと弾けるピアニストさんが
本当に羨ましいです。

だいたいのアレンジが定まってきたら、
いよいよDAWのLogicで音源を作ります。

native instrument社の音源ソフトのkontakt5にある
THE GRANDEURのピアノ音源のピッチを
通常の440hzから436hzに下げました。
Logic 側でMIDIトランスフォームでできるかな?
と思いましたが、ちょっと無理みたいでした。

ダンパーペダルや弦のノイズ
グランドピアノの中での音の広がりや音場の設定など
ソフト音源をいろいろ調整してかなりこだわりました。

次は歌入れですが、
ボーカルレコーディングはmahoが1人で行い
その録音データを私がMIXをするという手順です。

そして、その音源を元に今度は動画制作です。
mahoのディレクションによる
動画撮影、動画編集
mahoは、歌う時に常にイメージしているからか
迷いもなく淡々とシーン🎬を撮っていきます。

そして
「満ちてゆく」のモビールcover演奏動画が
完成しました。

モビールのYouTube演奏動画は
これまでほとんどが自分たちで制作しており
モビールの感性がギュッと詰まった作品になってます。

ご縁のある皆さまに
ぜひぜひご視聴いただけたらと思います。

ここまでお読み下さり本当にありがとうございます!

モビールcoverの「満ちていく」いかがでしたか?

また次回もモビールブログ
楽しみにしていてくださいね。


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