憂鬱でしかなかった誕生日。
次男しんちゃん、13歳の誕生日を迎えました。
小さい頃は、誕生日が憂鬱でした。
・2歳
どうしよう、まだ『ママ』も言えない。
・3歳
まだ『あー』とか『うー』しか言わない。
オムツもとれない。
・4歳
りんごを『・・んご』ぐらいしか言えない。
オムツもとれない。
まだベビーカー乗ってる。
・5歳
誕生日、を理解してない。
祝う意味あるのかな。。
いつまでオムツ買うんだろ。
・
・
◯歳になったのに。
他の◯歳はこんなにいろいろできるのに。
長男はこの頃、こんなことができたのに。
なんでうちのしんちゃんは、
いつまでたってもできないんだろう。
一生しゃべれないのかな。
一生オムツとれないのかな。
嬉しいはずの我が子の誕生日。
子どもの頃はみんな大好き誕生日。
家族の一大イベント。
子どもは何ヶ月も前から『誕生日プレゼントはねー』とおねだりしてくる。
なのにしんちゃんは、
誕生日を理解してないから、
ケーキをがっつくだけ。
暗くしてローソクなんて
恐怖でしかない時もあった。
『歌が終わったらフーね!』も、
ケーキがでてきた途端にローソクを消すとか。
いきなり食べ始めるとか。
まぁ、今思うと大人の自己満足イベントなわけだけど、
やっぱり『普通じゃない』ことにいちいち落ち込むのがこの誕生日だった。
誕生日がきて、
年齢があがるたびに同じ歳の子と、
どんどん差が開いてく。
つらくてつらくて仕方なかった。
ても、いまこうやって写真を見返すと、
こんなに小さな手をしてたんだ。
こんなに可愛い顔で笑ったんだ。
いつもいつも
『早く大きくならないかな』
『早く成長しないかな』
そればっかりだった。
もっと毎日を愛おしく過ごせばよかった。
あれこれしゃべる13歳の姿なんて、
想像もつかなかった。
そして、
13歳になっても
こんなに毎日かわいいと思えるなんて、
想像もつかなかった。
生まれてきてくれて、ありがとう。