
ママが学ぶコーチング⑩ママコーチスクールDay6<幼少期に母に怒られるのが怖かった、子どもを叱る私になるのが怖かった>
こんにちは!まほです♪
前回の記事でDay5の後半を書くと言いながら、夏休みで気が抜けて(?)のんびりしている間にDay6になってしまいました・・・!
Day6は大げさかもしれないですが、私の人生において大切な日になったので、先にこちらを書きます。
(Day5の続きはゆくゆく・・・)
今回は「公開セッション」を受けさせて頂きました。
公開セッションとは、コーチがクライアントにセッションをする様子を公開しながら行うことで、
私はクライアント役として参加させて頂きました。
ママコーチスクールの講師の一人でプロコーチのくみちゃんにセッションしてもらいました。
コーチングの凄さを心から体感した出来事だったので、こちらに書かせて頂きます。
【相談したテーマ】※長めです!
子供が3歳になり感情的に叱ってしまうことが増えた。
赤ちゃんの頃は言うことを聞けなくて当たり前、泣いて当たり前だったのが、
言葉が通じるようになったから
「言うこと聞けるでしょ」
と思ってしまうことも増えた。
特にどうしようもない状況でのグズグズモードでイライラしてしまうことが多い。
例えば最近の出来事として、
娘と車で2人でお出かけ中、運転している時に
娘がYouTubeを見ていたスマホを落としてしまい、拾えなくなって号泣した。
最初は
「あとで拾うからちょっと待ってね」
と普通に言っていたが泣き止まず
「もう、静かにしてってば!」
と大きな声を出してしまった。
頻度は高くないが
2ヶ月に1回ぐらい大きな声で怒ってしまうことがあり、
怒ってしまった日は、自己嫌悪に陥る。
娘に大きな声で怒った後には必ず、
子供の頃に母に厳しく怒られた時のことを思い出す。
とても怖くて悲しくて、その時の母の顔は今でも忘れられない。
母は私が中学生になった頃から怒ることはなくなった。
大人になってからは親子で旅行にも行くし、
新幹線で実家にもよく帰っており、
母のことは頼りにしているし、
大切な存在だと思っている。
ただこれから先、母のように娘に強く怒ってしまう自分になるのが怖い。
どんな状況でも、
娘に感情的に怒らなくて済むよう
自分をコントロール出来るようになりたい。
【セッションの内容】
今回のセッションは、椅子を使って相手の立場を体験する”ポジションチェンジ”と、
場所を移動しながら過去〜未来を味わう”タイムライン”というワークの組み合わせで行われました。
4つの時間軸に分けて、親子の関係を確認していきます。
最初の場所:幼少期の私と母
コーチ:当時のお母さんと、まほちゃんの関係を椅子で表してみて。
私:こんな感じです↓
幼少期の私=オレンジ、当時の母=赤

コーチ:当時を思い出して。どんなことを言われた?
私:スイミングで結果が出せない時
「どうしてSちゃんは出来てあんたはできひんの?恥ずかしいわ。」と言われたり、
姉妹で喧嘩をした時「お姉ちゃんでしょ!!」と私だけ怒られたり・・・
コーチ:じゃあ、まほちゃんの椅子に座ってみて。
私がお母さんの真似をしてみるね。
「どうしてSちゃんは出来てあんたはできひんの?恥ずかしいわ。」
「お姉ちゃんでしょ!!」
私:・・・
コーチ:その時どんな体の状態?
私:怖くて、ぎゅっと力が入っている感じ。小さくなっている感じ。
コーチ:どんなことを思ってる?
私:結果出なくても怒らないで欲しい。味方でいて欲しい。
姉妹の喧嘩も私だけが悪いんじゃない(ここで込み上げ過ぎて本気で泣きました。。)
コーチ:そっか。そうだったんだね。味方でいて欲しかったんだね。
私:はい。
2番目の場所:今の娘と私
コーチ:次は今の娘さんとまほちゃんの関係を椅子で表してみて。
私:こんな感じです↓
娘=青 私=オレンジ

コーチ:これはどんな状況を表している?
私:娘のグズグズモードに最初は優しく、穏やかに対応しようと心掛けたけど、なかなか治まらず、私もイライラして、きつい言葉を言わないように後ろを向いている状態。
コーチ:なるほど。今のまほちゃんの状況から、さっきの場所①の状態を見てどう思う?
私:んー、あっちにはならないと思う。
コーチ:なんで??
私:私はコーチングを学んでいるし、イライラしてしまった時の対応方法をこうやって学んでいるから。
この辺りから、自分の気持ちが目まぐるしく変わっていって、
正直セッションの流れをあまり思い出せません。。
が、場所①→場所②に移動して、
場所①の親子関係と客観的に見た時に、
「私はあんな風に怒るようにはならない」と当たり前のように思えました。
3番目の場所:良い関わりが出来るようになった私と娘
セッションの細かい流れは覚えていないのですが、
場所③では、グスグズモードでも良い関わりを出来るようになった私と娘を表現しました。
娘=青 私=オレンジ↓

横に並んでちょっと斜めに娘を除きこんでいるイメージです。
私は娘と向かい合う関係ではなく、横に並んで話を聞ける関係を望んでいることが分かりました。
横に並んで、娘と同じ視線で、目の前の問題を見られるママになりたいんだな、と。
最後の場所:もっと先の娘と私
最後の場所では良い関わりが出来るようになった後、さらに先の娘と私を描きました。
娘が中学生(15才)になったところを表現してみました。
娘=青 私=オレンジ↓

未来に向かって真っ直ぐ歩く娘を、ななめ後ろから見守るイメージでした。
触れてはないし、娘からは見えないけど、
何かあった時に助けてあげられる距離で、見守り続けるということをしたいと思ったのでした。
コーチ:何があったから、この未来を作れたと思う?
私:場所③で作ったように、
何か困ったことが起きた時に、寄り添って一緒に考えてきたから、
娘は問題を解決しながら、自分で未来に向かって幸せに生きる力を得られたと思う。
コーチ:ここまで話してみてどう?
私:私は母のように娘を厳しく叱る母にはならないと思う。
私はコーチングでイライラへの対処法を学んでいるし、母は当時知らなかっただけ。
それから場所②の後ろを向いている私も
きつく怒らないように努力してる私だから
マイナスじゃなくて+20点ぐらいはあげたい!
というようなことを話してセッション終了。
コーチングの力を体感した出来事でした。
くみちゃん&スクールの皆さん、本当に素敵な体験をさせて頂きありがとうございました!
私は母が大好きなので、厳しかった幼少期のことは、母の悪口を言ってるみたいで、これまで人にあまり話して来ませんでした。
でも子育てが始まって、娘を叱ってしまう度に
自分の中にすごく強く叱ってしまう魔物(?)みたいなのがいて
いつか顔を出してしまうんじゃないかってすごく怖かった。
だから今回セッションで取り扱ってもらうことにしました。
椅子を使って、感覚を大切にしながら位置関係を体現できたことで
「私は母のように強く叱るママにはならない」と自然に思えたし、
自分の中の怖さを1つ乗り越えられたことで、
「父が仕事で忙しかった時、幼い私達姉妹を1人で連れて、お弁当とか遊具を持って、電車に乗って大きな公園に連れて行ってくれたなぁ」とか
「学校から帰ると読めるように、仕事に行く前に毎日置き手紙を書いてくれていたなぁ」とか
温かい思い出に注目することが出来るようになりました。
今は離れて過ごしているし、頻繁に会える訳じゃないけど、
完璧じゃなくても私が自立して生きていけるよう育ててくれた母には本当に感謝だな、と思います。
私の中でママコーチスクールDay6は”神回”でした!!
30年以上生きて来た自分のことを真剣に棚卸しをして、
これからの未来に繋がるように整えて、
行動も少しずつ変わってきています。
あと2回。寂しいな・・・でもDay7も楽しみです。
