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一猫
2022年8月30日 00:09
包丁を軽快にならす音がキッチンに響かせ、わけもなくキャベツのみじん切りをする。二人暮らしとはいえ、一玉買ってどうしようと言うのか。消費できるのか。最初は不揃いで下手くそだったみじん切りも、半玉を超えたあたりから、綺麗な細い線たちが生まれていく。 ザクザクと刻んでいく音を聞いていると、不思議と心が落ち着いてくるのだ。佑介がみたらきっと「何週間分あるの?」と聞いてくる気がする。 まあ、全てのおか