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何故女はライン返信を待つのか?男女平等の世の不思議。天声珍語シリーズ〜

「ラインの返信が遅い」「既読スルーのまま放置されてしまった」…など恋人とのラインのやり取りは若い女性の悩みの種。ビジネスであれば「お疲れ様です。〇〇の件はその後いかがでしょうか?」などサクサク督促できるが「ジェンダー平等」(国連のSDGs)が推奨される世の中とはいえ、仕事に積極的な女性も、男の人とのお付き合いとなるといきなり返信を「待つ女」に変身してしまう。

それは恐らく有史始まって以来、「女の歴史」は「待つ」行為なしに語れないから。

平安時代の姫君はラインならぬ和歌のやり取りにエネルギーを費やし、想う人の訪れを
待ちわびた。

戦国武将の奥方は夫の武運を祈り城に帰還する日を信じて待った。

大正乙女はお琴の稽古帰りに付け文され文通が始まった帝大生の手紙を心待ちにした。

昭和の母は出征した息子の無事を神仏に祈り待ちけた。

平成バブル時代の女子大生はスキーで知り合った織田裕二似の慶大生の「東京に帰ったら
電話するよ」の一言に期待と不安で胸が
一杯になった。

そして…時は流れ令和時代も、この「待つわDN A」を引き継ぎ、彼のラインの返信を
一日千秋の思いで待ってしまう…ということではないだろうか?

「待つということ」は大なり小なり重い。
だが、物事を熟成させる時間と割り切り、楽しむしかないのかもしれない…。
withコロナならぬwith the waiting time
である。

でもお仕事は多分別。コロナの状況を見ながら柔軟にスピーディーにが令和女性流よね?
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