【麻雀諺】初の配牌、道遥かなり
初めての配牌を手にした時の感覚を、今でも鮮明に覚えている。友人に誘われて座った麻雀卓。何も分からないまま、配られた牌を見つめた。どうしていいか分からないのに、ただその手の中にある牌が、何か新しい冒険の始まりを予感させた。
「初の配牌、道遥かなり」
あの瞬間、無知ゆえの期待感が自分の胸を満たしていた。麻雀というゲームのルールも勝ち方も全く分からない。それでも、牌を握るたびに次に何が起こるのか、どんな未来が待っているのか、心の中に無限の可能性が広がっていた。
今振り返れば、あの瞬間が自分の麻雀人生の始まりだった。そこから何度も卓に座り、勝ったり負けたり、数え切れないほどの局を打ってきた。そして、麻雀というゲームの奥深さを少しずつ理解するようになった。だが、その一局一局が積み重なるたびに感じるのは、この道のりはまだまだ遥かに続いていくということだ。
麻雀の勝負は一瞬で決まることもあれば、長い戦いが続くこともある。そして、そのどちらにせよ、すべては最初の配牌から始まる。その一手が、遥かに続く道の第一歩なのだ。
技術を磨き、戦略を学ぶことは大切だ。だが、最初の配牌を手にした時のワクワク感、どんな未来が待っているのか分からないという期待感を忘れないことも重要だ。麻雀の道は長く、どれだけ経験を積んでも、まだ先が見えない。だからこそ、その一手一手が新しい経験と共に積み重なっていく。
今でも、配牌を手にするたびに思う。「この道はまだ続いていく」と。初めての配牌が、自分の麻雀人生の最初の一歩だったように、これからもこの道は遥かに続いていくだろう。
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