プロテスト対策 その1
こんにちは、新谷です。前回のお話で日本プロ麻雀連盟のプロテストを受験することをお伝えしましたので、これから何回かに分けてプロテストに向けてどんな勉強をしているのかを紹介していきたいと思います。
まず初めにすること
受験するプロ団体が決まったらまず初めにすることはその団体のルールの確認です。テストには点数計算の問題やオーラスにトップになるための条件を回答する問題が出てきます。その時に団体のルールを把握していないと筆記で落ちてしまいます。
筆記で合格したとしてもその後の実技試験でルールを把握していないと試験官に悪印象を与えてしまいます。競技マナーと一緒に覚えておきましょう。
日本プロ麻雀連盟の競技ルール
日本プロ麻雀連盟公式ルール
太字は特に覚えておいた方が良いと思うところ(他団体と異なる点)
■基本ルール
1、喰いタン、後づけあり
2、現物以外の喰い替えを認める
3、一発、裏ドラ、槓ドラなし
4、ノーテンは場に3000点
5、王牌は14枚残し
6、アガリは上家優先
7、サイコロはすべて一度振り
8、アガリやめなし
■リーチ
1、リーチ後の取り消しはできない
2、リーチ後のアガリ選択あり
(以後フリテン扱いとなる)
3、ノーテンリーチは流局後チョンボ
4、オーラス終了時のリーチ棒は供託となる
5、ツモ番がなくてもリーチをかけることができる
■連荘と流局
1、ノーテン親流れ
2、形式テンパイ可能
3、九種九牌、四風子連打、4人リーチ、4カン流れは途中流局とする
■槓(カン)
1、槓ドラ、槓ウラなし
2、大明槓の嶺上開花(リンシャンカイホー)は責任払いとする
(フリテンでもアガリが成立する)
3、国士無双の暗槓アガリを認める
4、嶺上開花と海底(ハイテイ)は重複しない
5、リーチ後は手牌構成が変わらなければ暗槓することができる。手役の増減は認める
■役満のパオ
1、大三元、大四喜、四槓子を確定させる牌を鳴かせた者に適用される
ツモアガリは全額責任払い、出アガリは放銃者との折半払いとする。
(積み場は放銃者の負担、但しダブル役満の時は積み場はツモアガリは全員から、ロンアガリは責任払い)
■フリテン、チョンボ
1、同巡内のアガリ選択はできない
2、フリテンリーチあり
3、誤ロン、誤ツモは発声のみでもチョンボ
(紛らわしいモーションなども立会人の裁定によってチョンボとなる場合がある)
4、錯ポン、錯チー、多牌、少牌はチョンボ
(ポン、チー、カンの発声だけの間違いはアガリ放棄)
■アガリ点
1、30符4翻は満貫に切り上げず、子7,700点、親11,600点とする
2、11翻から三倍満、数え役満はなし
3、役満が純粋に重複した場合、ダブル役満、トリプル役満を認める
4、連風牌の雀頭は4符
5、嶺上牌にツモ符はつかない
6、緑一色は發が含まれなければいけない
■順位点
2人浮きの場合
1着+8 2着+4 3着-4 4着-8
1人浮きの場合
1着+12 2着-1 3着-3 4着-8
3人浮きの場合
1着+8 2着+3 3着+1 4着-12
同点の者がいた場合、順位点を分ける
特に筆記試験で気にした方がいいことはマンガン切り上げが無い点と連風牌の雀頭が4符になる点です。マンガン切り上げが無いのは麻将連合と同じですが、連風牌の雀頭(ダブ東・ダブ南)が4符付く点は他の団体にはない大きな違いで筆記試験で頻出される問題です。
過去問をトライした際に親の点数で間違えている場合は連風牌の4符を忘れ、符計算のミスをしている場合が多いので気をつけましょう。
次回は実際に点数計算の筆記テストの問題傾向を紹介したいと思います。
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