麻雀プロは勝たなくてはいけない
プロになりたい!
という言葉はしばしば聞くことであり、私も興味を持って会うようにしている。一緒に麻雀をやってみたり、後ろから麻雀を見て、足りないところがあればアドバイスし、あるいはプロ試験に合格する実力があれば、このタイミングでプロの受験をしてはどうか?などとアドバイスする事もある。
今は離れているが、試験官をやることもあった。なので、より深いアドバイスを伝える事ができるだろう。プロになりたいと言う方は是非、私のところに来てください。
また、プロになってから、私のところに来て一緒に麻雀をやり、何かの感覚を得て、帰って行くというようなコトもあります。麻雀に悩みのある方も是非、私のところに来てください。
しかし、私に会う時にはこれから書くことを覚えておいてください。
今やMリーグが麻雀を一変させた。
子供がYouTuberに憧れるようのと同じ感覚でプロ雀士になりたいという。
プロに入った後もその憧れをもったままという人もいる。その憧れのままに突っ走れるのならば構わない。
しかし、私はこの世界に40年くらいいるが、憧れて入ってきて、何人も挫折をして離れていった。私も結婚し、子供が生まれたとなれば好きなことばかりやっていられない。生活の基盤が家庭中心になっていく。何かあれば、私も挫折していたかもしれない。
麻雀プロは華やかに見えて、憧れて入ってくる人が大半であるが、とても大変。
麻雀プロである以上、まず麻雀を極めるという気持ちがなくてはいけない。極めるためにはとても時間がかかる。
家庭があるなら、家庭とのバランスを大事にしなくてはならない。相手が麻雀にうつつを抜かしていて許してくれるかどうか。リーグ戦に参加するのはタダではない。
独身なら構わないというのが最近の風潮であるが、その後の人生設計は孤独なままになる。孤独の将来を考えているだろうか?
いろいろなバランスを上手く作り出し、やっと麻雀に時間と金を使う事ができる。極めるチャンスがやっとできる。極める事ができて、初めてプロとして勝てるかどうかという事が問われる。
麻雀を極めることは孤独な事である。この話をしていた時に教えてもらったのだが、中日の監督やコーチをしていた森繁和さんの著書では「投手は孤独な時間を作るのが重要」と書いていたそうだ。
これは麻雀にも言える。達人戦の世代はつるんでいるように見えて、とても孤独なのである。だからこそ極める道ができる。
プロは勝たなくてはいけない。
リーグ戦で負ければ、埋もれる。他にタイトル戦は多くあれど、その中で頂点に立つのは本当に一握りであり、頂点に立ったとて、その麻雀が認められるわけではない。
私の麻雀は邪道であったから、とても嫌われる。認められない。
流れが変わったのはインターネットの放送対局であったが、それまでに私はある程度の道筋が立ったから認めたれたのだ。今でも麻雀を極めたと思っていない。
「珍しいことをする奴がいる、みんなが同じことでは飽きるだろうから、入れてやってもいいだろう」
ということでなんとか認められている。
麻雀プロは人気商売では無いことをはっきりと自覚する時がくる。
こういう場所でもいいというのなら…是非私に声をかけてください。
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